棟瓦が壊れて雨漏り発生!屋根修理にかかった費用と安く済ませる方法

こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。千葉県で不動産賃貸業をしています。

 

2019年の秋の台風15号によって、管理している戸建ての棟瓦(むねがわら)が壊れてしまいました。

 

まわりの家も瓦が飛んでしまった家が多かったようですが、天災とはいえ、自分の家が傷つくのは心が痛みますよね。

 

ということで今回は、「屋根修理にかかった費用と安く済ませる方法」について書いてみたいと思います。

被害:台風で棟瓦(むねがわら)が壊れて雨漏りが発生!

壊れたのが棟瓦(むねがわら)という、屋根の一番てっぺんです。

 

棟瓦とは
棟瓦とは

 

棟瓦(むねがわら)とは上記のイメージですね。

 

実際に壊れた私の所有物件がこちら。

 

損傷した棟瓦

 

見るも無惨に、すべて台風で吹っ飛びました。

 

なお業者さんに写真を撮ってもらったのですが、平瓦も壊れていました。

 

平瓦

 

そこから雨水が入ってきて、雨漏りも発生していました。

 

天井の雨漏り

雨で濡れた天井

 

というわけで、さっそく修理の見積もりを取ることにしました。

 

最初はなかなか対応してくれる業者さんがいなくて苦労しましたね。

瓦修理はけっこう高い!?実際の修理費用を公開!

大型台風が千葉に上陸したのが9月9日の朝方。見積り依頼したのが翌10日の朝でした。

 

しかしその時点で、業者さんも見積り依頼が殺到していたみたいです。何とか対応してくれる業者さんを見つけて、見積もりをお願いしました。

 

出てきた見積もりがこちら。

 

屋根修理と雨漏り修理の費用

 

ざっと以下の費用ですね。

 

屋根&雨漏り修理費用
  • 棟の交換工事 23万円
  • 天井の雨漏り修理 12万円

 

屋根瓦の修理費用というのは、これくらい高額になりますね。

※応急処置としてブルーシートをかけてくれる費用も入ってます

 

なお雨漏りしてしまった2階の和室天井は、屋根修理が終わり、その後雨漏りがしないことをまずは確認します。そして、天井が乾いたら、コンパネかボードを張って、その上からクロスを施工するそうです。

 

これらの費用は「風災」として火災保険で申請できますので、修理前の写真と見積もりをしっかり取っておきましょう。

 

だいたい大型台風のときは、保険屋さんがすぐ来てくれません。修理前(ビフォア)の写真を撮っておかないと、保険適用できなくなりますからね。

 

写真の撮影ポイントについて以前「台風の雨漏りが火災保険で認められるケースとは?【申請方法のコツ】」でも解説しています。ご興味のある方は熟読してください。

 

火災保険でカバーされる内容と注意点

火災保険

 

屋根が壊れたときに、火災保険でカバーされるのは以下の2つですね。

 

  1. 壊れた屋根の修繕費用
  2. 壊れた屋根から侵入した雨による被害

 

1については、屋根への損傷というダイレクトな被害部分です。壊れた屋根の修復作業はすべて保険で直せます。

 

棟板金が飛んだとか、瓦が飛んだとか、屋根に穴が空いた、などのケースはすべて保険適用可能です。

 

雨漏りによる被害は火災保険でカバーできるのか?

2については、「建物部分のみ」というのが基本です。家財には適用されません。

 

雨漏りにより家具が濡れたとか、家電が壊れてしまった場合は「家財保険」に加入しておかないと補償されませんので、注意しましょう。

 

火災保険は、おもに建物自体に対する保険だということをおさえておきましょうね。

 

もう一つ注意点としては「老朽化や自然損耗」による雨漏りは、保険対象になりません。台風やゲリラ豪雨などの予測できない事象であればOKですが、長い年月をかけて屋根が傷んできての雨漏りは、適用不可になります。

屋根修理を安く済ませる方法

修理費用

 

結論から言うと「足場ナシ」で修理してくれる業者さんを探すことです。

 

今回、私の物件は保険会社が全労済でした。こういう共済系の保険屋さんは、修理の見積もりがシビアで全額出ない場合があります。※契約している口数にもよります

 

例えば、修理で40万掛かったのに、実際保険で出たのが30万だったら、10万円持ち出しになってしまいますね。これは悲しい事態ですね。

 

そのためにリスクヘッジとして「足場ナシでやってくれる業者さん」を探しておけば、費用が安くなるので、一部自己負担になったとしても、損失は最小限に済みます。

 

瓦の部分修理なら、通常は足場ナシでやってくれる業者さんが多いです。でも、足場代を入れて見積もりする業者さんもいて、その場合見積もりが10万〜15万円くらい高くなります。

 

※屋根の全面葺き替えとなると、もちろん足場が必要になります

おわりに:台風被害による教訓

台風の教訓

 

台風被害による教訓は以下の2つですね。わたし自身、肝に命じたいと思います。

 

台風被害による教訓
  1. 被害が出たらすぐに業者へ見積り依頼する
  2. 火災保険は共済系ではなく民間系を選ぶべし

 

通常、火災保険を使うケースというのは、大型台風・ゲリラ豪雨・地震などですね。

 

そうなると業者さんは一気に忙しくなります。まずは1日も早く修理相談しましょう。

 

 

上記のとおり依頼が殺到して、業者さんはてんてこ舞いになりますね。

 

私も台風の翌日すぐ業者へ依頼しましたが、修理が終わるまで20日くらい掛かる見込みです。

 

台風発生から10日後に相談した人は、見積もりに1ヶ月〜2ヶ月かかり、修理完了までには3ヶ月かかるそうです。

 

毎年のようにどこかで天災が発生しています。何かあったら、すぐに見積もり作業に動きましょう。

 

とにかく修理を急ぎ、建物へのダメージを最小限にすることが大切ですね。

 

以下、関連記事です。

 

▼戸建ては雨漏りする前に、外壁塗装をしておきましょう。戸建ての塗装費用の解説です。

 

▼雨漏りが風災認定されるための申請方法のコツを紹介しています。

 

▼パミール屋根の修理方法(カバー工法)についていです。

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