こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。3年前にサラリーマンを退職して、フリーランスになりました。
会社を辞めると「なんとなく寂しい」「虚しい」と感じる場合があります。今回は、退職後の寂しさの正体とその克服方法について解説します。
私も3年前にリタイアしましたが、当初は辛かったです。
本記事では、その経験と考えられる対処法もあわせてご紹介します。同じような境遇の人の参考になりましたら、うれしいです。
退職・リタイア後の寂しさの正体とは?
退職・リタイア後の寂しさ・虚しさとは、以下のようなものです。
- 定年退職の人→同僚や上司もいなくなり、社会とのつながりが無くなる。
- 独立したフリーランス→忙しかった日々が嘘のように何も無くなり、生活にメリハリが無くなる。
上記のような感じです。
会社というのは「日々のやること」を作ってくれるという意味では貴重な存在です。今期の目標があり、社内の人間関係があります。
やるべきことをやっていたら、あっという間に1日が終わっていきます。それがある日突然、仕事が無くなると、1日をどう過ごせばよいのか分からなくなります。
中には、規則正しい生活が崩れて体調をこわしたり、精神的に気持ちが沈んで鬱っぽくなったりする人もいますね。
私の実体験
私のリタイア後の気持ちの変遷は以下のとおり。
- 初年度→生活リズムが掴めず、体調をこわす
- 2年目→徐々に生活のリズムができてくる(まだ安定はしない)
- 3年目→完全に慣れて、気持ちの面でもラクになる
私の場合、定年退職ではなく、フリーランスとしての独立だったので一番は「生活していけるかどうかの不安」でした。
妻は働いていますし子供もいないので何とかなると思っていましたが、見えない不安がありました。
だったら、そのまま会社員やれば良かったじゃん!と思われるかもしれませんが、ホテルマンとして残業100時間以上していて、これ以上働くことは辛くてできませんでした。
(参考)ホテルマン時代の私の月収・年収・ボーナス額【リアルな給与明細】
事業を少しずつでも伸びていったことで、なんとか窮地を乗り切りました。
私が一人で仕事をするほうが向いている性格もあり、結果がついてくることで自信も芽生えてきました。3年経った今では、完全にフリーランス生活にも慣れることができました。
今は、会社員生活に戻りたいと思う瞬間は全くありません。
体調の悪いときには休み、元気なときに目一杯がんばる今の生活のメリハリが、私には心地よいです。近所のマダムたちと一緒にゴミ出しするのも慣れましたね(笑)
退職後の寂しさと、どう付き合っていくか【克服方法】
繰り返しになりますが、最初の年が一番苦しくて3年目ともなると慣れてくる、ということです。
ですから私の解決策は、以下のとおり。
「いずれ時間が解決してくれるので、あまり気にしなくて良い」
ただし、やることが何もないと、そこそこしんどいと思います。定年退職して年金&貯金がある方や、配当収入など不労所得がある方、などですね。
そういう方は、以下をおすすめします。
- 情報発信しつつ仲間をみつける
- 自分のスキルが活かせることをしてみる
- 勉強する時間をつくる(インプット)
私の体験もまじえて、順に解説します。
1.情報発信しつつ新たな仲間をみつける
私は会社を辞めてすぐ、ブログ・ツイッターを本格的にはじめました。
ブログを書いていると色んな人と知り合ったり、企業さんからお仕事が舞い込んできたりします。おのずと外出の機会が増えたり、人とコミュニケーションする機会が増えていきます。
仕事など実益に繋がらなくても、人と繋がりをもつと気づきが生まれ、生きていく糧になることもあります。
ROM専なんてコトバもありますが、できれば自分から発信するのがオススメです。
その方が結果的に多くの情報が集まってくることが多いです。
2.自分のスキルが活かせることをしてみる
自分が会社で培った経験やスキル、その他趣味や投資でやっていたこと、会社員時代にはやりたくてもできなかったことなどをやってみるのがオススメです。
私の場合は、不動産投資をしつつ脱サラしたので、その経験をもとに投資相談に乗ってあげたら、誰かの役に立つかもしれないと思ってカフェ相談をはじめました。
千葉から東京まで往復2〜3時間かかるので、毎回けっこう大変です。
でも新たな出会いもあり、私と同じようにサラリーマンを脱出したい人の役に立てることは励みになっています。そこでできた仲間は、お互いを尊重し合う、かけがえのない存在です。
3.勉強する時間をつくる(インプット)
人は成長しているときや新しいことを学んだときに、心が満たされる生き物であると思います。
でも、目的がなく勉強するのは難しいでしょう。ですから、目標を先に決めるべきです。
目標は高すぎても低すぎてもダメですね。ちょっと背伸びした目標くらいがちょうどよいでしょう。
目標を立てる効果は絶大なので、これは是非とも試していただきたいですね。
余裕がでてきたら、「自分は10年後にどのようになっていたいか?」など長期目標にしてみてください。
頑張りすぎなくても良い【重要】
「今日は何もやる気が起きない」という日もあります。
私の場合は図書館で本を読んだり、近くの温泉に行ったり、YouTubeを見てのんびりして過ごしています。
年を取れば体力も無くなります。身体を動かすのが面倒くさくなるのはしょうがありません。
バイオリズムに逆らって動いても良い結果にはならないので、無理して頑張らなくても良いのです。
おわりに:人生は長期戦なので焦ることはありません
ここまでの話を最後にまとめておきます。
- 退職後・リタイア後の寂しさは、時間が解決してくれることが多い
- ただし不安の対象(生活費など)が明確にあるならそれを解消する必要はある
- 情報発信、スキルを活かす、勉強を続けるなどを意識すると良い
- 頑張りすぎなくて良い。疲れた時はいったん休もう。
以上のとおりです。
人生は長期戦なので、目標をみすえつつじっくりコツコツと取り組みましょう。
まずは眼の前のやるべきことや、目標を再確認しつつ、自分のペースでやってみるのがおススメです。
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