材料費5万円!和室をDIYで洋室化する方法【写真で解説】

こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。千葉県でDIYを楽しみながら不動産業をしています。

 

先日、和室の洋室化リフォームにチャレンジしてみました!しかも、DIYで自分でやってみました。

 

ビフォア・アフターは以下ですね。

 

 

今回は、仕上げにフロアタイルを敷いて、長期メンテナンスフリーとなるよう工夫しました。

 

ちゃんと手順を踏めば2日間くらいで完成しますので、ぜひ皆さんもチャレンジしてみてくださいね。

 

ということで早速、洋室化リフォームの手順について詳しく解説していきたいと思います。

【準備編】:畳を捨てる&道具の準備

準備編ということで、まずは道具と材料の用意します。

 

おもに畳を捨てる道具と材料の準備、の2段階ですね。

 

畳の捨て方

古い畳

 

畳の処分方法は、以下のどちらかですね。

 

  • 粗大ごみで捨てる
  • クリーンセンターに持っていく

 

市町村によっては上記どちらもNGだったりしますね。なぜなら、古い畳は産業廃棄物になるので、ゴミとして捨てるのがダメなケースがあるからですね。

 

その場合は、不用品回収業者さんだと、だいたい1枚あたり2000円〜3000円くらいで引き取ってもらえます。

 

ネットで不用品の出張回収をやっている業者さんだとecoスマイリーさんなどがあります。見積もり無料ですので、相談してみても良いでしょう。

 

以前、私のブログでも「畳を安く処分する方法」を書いていますので、よかったら参考にしてくださいね。

(参考)畳を可燃ごみで出すのはNG!?費用を安く処分する方法【体験談】

道具・材料の準備

必要な道具は、以下のとおりです。

 

足りないものはホームセンターで買っておいてくださいね!

 

道具1

 

ビスは57mmと28mmの2種類を購入しておきます。

 

下地に根太(厚さ30mm)を打つときには、それより長めの57mmくらいのビスでないと固定できないので、57mmのものを用意します。

 

そしてコンパネ(合板)を敷くときには、コンパネの厚みが12mmありますので、それより長めの27mmのビスで留めればOKということになります。

 

 

道具2

 

フロアタイルは1ケース24枚入り(幅15cm×長さ91cm)になっており、これで約3.3㎡分の床面積を貼ることができます。

 

わが家は6帖の和室でしたが、団地間(8.8㎡ほど)だったので、3ケースほど購入しました。7〜8帖だと4ケース必要になりますから、必要数に応じて用意してくださいね。

 

今回、私が購入したフロアタイルの品番は、サンゲツWD-1011(ヨーロピアンオーク※旧品番はWD-880)です。楽天市場でも売ってますので、事前に調達しておきましょう。

 


【送料無料】サンゲツ フロアタイル ヨーロピアンオークWD-1009 WD-1010 WD-1011 WD-1012

 

接着剤(ボンド)は、ホームセンターで売っているクッションフロア用のボンドでは接着が弱いので、使わないほうが良いですね。

 

サンゲツ社から「ベンリダインAR/BB-517」というフロアタイル用の専用ボンドが販売されています。ボンドの容量は3kgで、6帖をちょうどピッタリ貼ることができますので、こちらを準備しておきましょう!

 


サンゲツ ベンリダイン AR 3kgBB-517

 

 

なお私は、木材を切るための丸ノコは持っていなかったので、一瞬購入も検討しました。その方が自宅で木材カットできるので、便利ですからね。


リョービ 丸ノコ MW-46A 610509A

 

しかし最終的に、丸ノコは取り扱いが危険ということなので、購入はしませんでした。木材はホームセンターで購入と一緒にカットしてもらえますので、加工して持って買えることにしました。

 

ホームセンターでは、だいたい1カット50円くらいで木材を切ってくれます。サイズの測り方は、この後ご紹介しますのでぜひご熟読くださいませ。

材料選びのポイント(ホームセンターにて)

木材を購入する前に、1点やっておくべきことがあります。それは、床の高さお部屋の広さを測っておいて、どんなサイズの木材を買わなければいけないか、チェックしておくことですね。

 

それにより「必要な根太とコンパネ(合板)のサイズ」が決まりますので、ここはいちばん重要なポイントになります!

 

わが家で測定した以下のイメージでした。

 

床の高さと部屋の広さ

 

床の高さが、約42〜43mm程度あります。

 

この場合は、根太が高さ30mm+合板12mmで合わせます。その上にフロアタイルを敷くと、仕上がりはもう2mmくらい上がりますので合計44mmになりますが、そこはしょうがありませんね。

 

一応ホームセンターのスタッフさんに、根太を高さ25mmにしてトータル39mmにしたほうが良いですか?と聞いてみたら、「お部屋に入った時に、足元が沈むよりは、高めのほうが良いです。まあ2mmくらいなので高くても低くても違和感はないレベルだと思いますが。」ということで、どちらでも良さそうでした。

 

わが家では、根太の高さ30mm+コンパネ厚み12mm+フロアタイル2mmで、合計44mmになるよう設定しました。

 

最終的には、以下のラフプランを作成しました。

 

根太の置き方とサイズ

 

根太の置き方ですが、黄色が4本、緑色が26本、青色が24本で合計で、54本購入しました。

 

下の図を見てもらえると分かりますが、最大のポイントは「コンパネとコンパネのつなぎ目には必ず根太を置くこと」です。これをしないと体重をかけて踏んだ時に床が沈んでしまいます。ですから、下図でコンパネの縦ラインには緑の根太、横ラインには青色の根太がちょうど来てますよね。

 

また、もう一つ重要な点は「根太と根太の間隔は、300mm前後までにすること」です。

 

上図では、290mmごとに縦ラインの根太を置いていますね。これを400mmとか500mmなどに広げると、床がフカフカしちゃいますので、ここも300mm前後を守りましょうね。

 

コンパネの置き方とサイズ

 

コンパネはサイズが1800mm×900mmで販売されています。上図で言うと、一番上のコンパネのみ縦900→740に切っているのが分かると思います。

 

ここで感の良い人は気づくかもしれませんが、なぜ実際の寸法より数ミリ短く切っているか?というと、根太もコンパネもキツキツに敷き詰めると床鳴りの原因になるためです。

 

もちろんあまり短く切り過ぎると、コンパネとコンパネの間が空きすぎてパテ処理が大変になります。事前にしっかり、カットする寸法を出してから、ホームセンターに行きましょうね!

 

なぜ今回こんなに木材を小さくカットしているかというと、私の自家用車だと2m以上の長さのものが載せられなかったからです。ほらっ!これでもギリギリでしょ(笑)

 

自家用車

 

なおホームセンターでは軽トラ無料貸し出しサービスをやっているところもあります。自家用車が小さくて、木材を運べない方はぜひ事前に相談して貸してもらいましょう。レンタルもない場合は、自宅に郵送してもらうことになります。

 

軽トラレンタル

STEP①:根太・断熱材・コンパネ(合板)を敷く

実は、このカット工程が終われば、洋室化リフォームの50%以上は終わっていると言えます!

 

なぜなら、あとは買ってきた木材を床に置いてビス打ちするだけだからですね。

 

ここからはポイントだけお伝えしていきます。

根太の敷くときのポイント

根太

 

根太の置き方のポイントは4つです。

 

  • 根太に下穴を空ける
  • 根太を置く位置に印をつける
  • 合板に対して、根太を垂直に置く
  • 合板と合板のつなぎ目には必ず根太を置く

 

まずは事前に根太に「下穴」を空けておきましょう!こうしないと、根太にダイレクトにビス打つと、割れてしまうリスクがあります。

 

下穴

 

あとは先ほどのプラン図どおりに、どんどん根太を床に打っていくのみです!

 

最終的には以下のように配置してビス打ち完了しました。

 

根太が打ち終わった部屋

断熱材を敷くときのポイント

断熱材

 

次に断熱材をカットして置いていきます。私が今回の作業で一番大変だったのはここです。。。なぜなら根太の間隔が、微妙に数ミリ違うので、事前に同じサイズでカットしてもピッタリはまりません。

 

ですから、1ヶ所ずつサイズを測っては、断熱材を現場でカットするを繰り返します。

 

断熱材は、カッターで簡単に切れるので作業としては難しくありませんが、けっこう面倒くさかったですね(笑)

 

ひたすら1〜2時間カットしてやっと断熱材を入れることができました。ただし、ここでもスキマが出来てしまう部分があると思います。これは「熱欠損」と呼ばれ、断熱が効きませんので、目立つところはビニールテープで塞ぎましょう。

 

熱欠損

 

これでやっと根太と断熱材まで終わりました!

 

コンパネ(合板)を敷くときのポイント

次に、コンパネ(合板)を敷きます。

 

ここでのポイントも、コンパネとコンパネの間はスキマを空けることです。

 

コンパネ

 

上記のように、薄い厚紙が1枚入るくらいに敷いてください。絶対にキツキツに詰めて敷いたらダメですよ!床鳴りの原因になってしまうので、必ずをスキマを1mmくらい入れましょう。

 

コンパネも上からは28mmのビスで留めていくだけなので簡単です。ビスはなるべく多く打つほうが、のちのち浮いてきたりしませんので安心ですね。

 

これでコンパネ施工が終わりました!

 

STEP②:パテ処理をする

続いてパテ処理です。パテ処理はやる人とやらない人がいるみたいですが、やっぱり段差で気になるところがあったりしますので、私はやったほうがいいと思います。

 

コンパネどうしのスキマも1mmくらいで収まっており、ビス打ちも綺麗にできている人は無理にやる必要はないと思います。

 

パテ処理

 

私は本当に気になる部分だけやりました。段差があるところ、ビス穴が目立つところ、スキマが空きすぎたところなどですね。

STEP③:フロアタイルを貼る

フロアタイルの貼り方のポイントの、以下の2つですね。

 

  • 中心線を引いて、お部屋の真ん中から貼る
  • 糊付けしたらオープンタイム(5分〜10分)を取る

 

中心線を引くときは、墨つぼがあるとライン出しが楽です。しかし、私は持ってないので家にあった「赤い糸」でラインを出すことにしました。

 

以下のような感じで、端を養生テープで留めればOKです。その後に、定規と鉛筆で上からラインを書きます。

 

中心線

 

フロアタイルの貼り方については、リスタさんの動画がわかりやすいと思います。

 

私も今回初めてのフロアタイル施工でしたが、この動画で勉強して実践したら問題なく貼れました。ぜひ一度ご覧になってみてくださいね。

 

 

フロアタイルを貼っている時はだんだん完成形が見えてくると、ワクワクしますよ!6帖貼るのに、だいたい2〜3時間かかります。

 

これにて和室の洋室化が完成です!翌日などに、フロアタイルの浮きがないかどうか念のため確認しましょう。

 

完成したお部屋

費用まとめ

最後に、今回掛かったコストのまとめです。

 

だいたい所要期間は丸2日ほど掛かりました。

 

コスト一覧

 

業者さんにフロアタイル施工で依頼(6帖)すると、安くても12〜13万円は掛かるでしょう。高い業者だと15万〜20万円程度かかったりしますので、DIYだとその1/2〜1/3程度のコストで済むかと思います。

 

もちろん上記以外に、電動ドリルドライバー、カッター、スポンジ、メジャー・定規、軍手、壁紙パテ(必要に応じて)などが必要になってきますので、ゼロから道具も揃えるともう少しコストが上がるでしょう。

 

というわけで今回は「DIYによる和室の洋室化」でした。みなさんも楽しいDIYライフをお送りください!

 

以下、関連記事です。

 

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