空室対策で効果を実感した5つのグッズを紹介!

アパート経営は空室対策が一番難しい

アパート経営の大きな障壁の一つが「空室対策」であることに疑いの余地はありません。私自身、戸建ての入居付けで苦労した経験はあまりないのですが、アパートの空室対策はそれなりに労力が掛かります。

 

戸建ては拡大スピードが遅く、1棟アパート・マンションはレバレッジを活用しているのですから、リターンを狙った結果、多少の苦労があることはしょうがありません。

 

空室対策というのは経験やノウハウが、ものを言う世界です。一朝一夕で身につけることは難しい分野であり、そういう意味では数をこなすことが大切になります。

 

私の場合、戸建てなら1ヶ月以内、アパートでも2ヶ月あれば、ほとんどの空室にお申し込みをもらうことができます。

 

その秘訣は何かと言うと「価値に対して割安に募集すること」。これに尽きるでしょう。

 

そのために物件の価値(バリュー)を上げることが、賃貸経営者のコアワークであるということです。それについて私の所有物件の今春の退去リフォームを例に紹介します。

所有アパートで2部屋の空室が発生

直近の春だと、私が千葉県に所有するアパートで2部屋の空室が発生しました。一つは3月末、もう一つは4月末の退去で、時期もあまり良くありません。

 

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リフォーム前の写真はこんな感じです。アクセントクロスも入っていませんね。こういうのを私は”ホワイト物件”と呼んでいますが、これでは競争力がありません。

 

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キッチンも清潔感はありますが、凡庸です。このアパートの前の持ち主さんはこの写真を使って募集していたようで、年間の稼働率が低い状況だったようです。

 

空室対策で効果のあったグッズ

このようなお部屋では、おそらく空室は3ヶ月〜半年は続くでしょう。賃貸事業として本気で取り組むのであれば、この空室期間は致命傷です。

 

稼働率が低い物件があったり、長期空室のお部屋があると金融機関ウケも良くありません。空室が出たら、真っ先に対策することをオススメします。

 

そして、「空室」というのは待っていて勝手に埋まることは絶対にありません。このお部屋について私の場合、どうやったのかまとめておきます。対策はシンプルです。

 

  • アクセントクロス
  • カーテン
  • ミラー
  • 間接照明、フロアランプ
  • クッション
  • 飾り用シェルフ
  • 造花&パネル

 

お部屋の写真

 

上記のステージング用品は、ほとんどがIKEAかニトリで購入しています。最初に2〜3万円くらい掛かりますが、何度も使いまわしできますから、一通り揃えてしまったら費用対効果は抜群です。

 

アクセントクロスは赤やピンクだと女性ウケ。青・グレー・レンガ調だと男性ウケが狙えます。しかし私の場合は、男性・女性とも入居者の裾野を広げたいので、グリーン系のクロスを好んで使用しています。

 

そして居室の写真はどの角度から撮影しても、間接照明やフロアランプなどが目に入るようにしています。

 

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今回、新規で試したのはカーテン(柄物&レースの両方)ですね。グリーンのアクセントクロスに合わせる形で、森や葉っぱを連想するものを取り入れてみました。

 

また女性には、お部屋にミラーが付いていると反応が良いことが以前もあったので、今回も導入しています。

 

 

間接照明は写真の雰囲気をグッと上げてくれるので、必ず設置するようにしています。照明により、生活感のない暗いイメージの室内が暖かい印象なります。

 

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キッチンもカッティングシートだけでなく、造花・観葉植物・パネルなどの小物をできるかぎり設置するようにしています。

 

お客様がキッチン全体から、小さいグッズに目線が行きますので、これだけでウェブ上でも写真(物件情報ページ)を見る時間が伸びます。

 

今回使ったグッズは、ニトリ&カインズ&IKEAの商品です。写真のグッズ全部揃えても、1万円程度のコストでした。

 

これでお部屋はだいたい完成です。

 

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アクセントクロスは私のセルフリフォームです。のり付き壁紙でコストは5000円程度です。カッティングシートはキッチンと同じものを使っています。ホームセンターで買える安価なものですが見映えは十分です。

 

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空室対策は4つの要素

最後に、写真撮影のクオリティは内見率を大きく左右します。ここを仲介業者任せにすることは避けましょう。自分で広角レンズで撮影して、それを業者さんに使ってもらうというのが基本になります。

 

今回、マーケティングの4Pで言うところの、Product(商品・サービス)を中心に纏めましたが、次のステップとして、Price(価格)、Place(流通)、Promotion(販売促進)の工夫をしていくことになります。紙面が長くなってしまう、機会があればまた記事にしたいと思います。

 

なお今回のアパートの空室ですが、リフォームの数日後に2件内見予約が入り、そのうちの1件(若い女性の方)から早速お申込みを頂きました。現在は、残り1部屋を埋めるべく、写真や条件を微調整しながら対応しています。

 

※(4/16追記)もう一部屋もお申込みが入りました。1部屋目は募集から1週間、もう一部屋も2週間ほどでお申込みを頂けました。空室対策グッズの効果を実感しています。

 

▼単身向けアパートは入退去頻度が高い投資です。その特性について解説しています。

 

 ▼広角レンズで賃貸物件の写真を撮影している地主大家さんは少ないです。SUUMOなどネットでの写真の見栄えは超重要です。

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