こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。
「世帯年収の平均」って気になりますよね?子育て世帯、共働き世帯などによってもだいぶ違いそうですよね。
というわけで今回は、統計データから正確なデータを引っ張ってきましたので、ぜひご紹介したいと思います。
※本データは、平成28年度の厚生労働省「国民生活基礎調査」より抜粋しています
「全世帯」の平均年収は?
単身、夫婦、高齢者世帯、母子世帯など、全世帯の平均年収は以下になります。
- 全世帯の平均年収:545万円
ちなみに、中央値は428万円でした。この中央値がデータを並べた時に、ちょうど真ん中に来る数値ですので、これが最も実態を表しています。
次に、年収別の世帯割合です。
これを見ると「世帯年収1000万円」を超える世帯は、非常に少ないですね。全体の10%程度ということになります。
90%の家庭は、世帯年収1000万以下ということです。
「子育て世代」の世帯年収は?
子育て世帯の世帯年収は以下のようになっていました。
- 子育て世帯の平均年収:637万円
月額収支の内訳としては、、、
- 世帯主が月額 362,574円
- 配偶者が月額 57,864円
世帯主(夫)が正社員として働いていて、妻がパート収入または無職というようなケースが多いのでしょう。
ちなみに消費支出は280,320円ということなので、奥さんがパートができない期間は、ギリギリの家計になっている世帯も多いかもしれません。
「共働き世帯」の世帯年収は?
二人以上の世帯で、共働き世帯の年収は以下のようになっています。
- 共働き世帯の平均年収:705万円
子育て世代より70万円ほど高いのは、配偶者の収入が多くなっているということです。
夫婦ともに正社員フルタイムで働いている家計は、この平均値よりもっと収入が多くなっていると思われます。
世帯年収はずっと上がっていない!?
世帯年収の年次推移はどうなっているのか見てみます。
平成に入ってからはほぼ横ばいです。国民の所得はまったく上がっていないことが分かります。
政府はインフレ・消費増税を目標を掲げています。これは所得が上がらないのに、物価の上昇と増税により、今後も国民の生活は苦しくなっていくことを示唆しています。
世帯の生活意識調査を見ても、「56.5%」の世帯で、生活が「大変苦しい・やや苦しい」と回答しています。「ややゆとりがある・大変ゆとりがある」と回答してる割合は5.1%しかありません。
マネープランの大切さ
家計のマネープランを考える上で、収入を増やすべきなのか、支出削減が必要なのか、腰を据えて一度考えてみる必要があるでしょう。
2025年には65歳以上の人口が3600万人を突破するというニュースを先日聞きました。これだけ高齢化が急速に進行する国は、世界を見ても大変稀だそうです。
社会保障費は今後もますます増えていき、現役の我々世代は年金に頼れない時代がやってきます。
私たちにできることは、貯蓄・資産形成といった未来への備えを、一日も早くスタートすることに間違いありません。
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