仮想通貨ではお金持ちにはなれない理由

こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。

 

芸能人の方で仮想通貨をやっている人がけっこういるようですね(儲かったとか、大損したとか色々あるようです)。仮想通貨で一発儲けられてお金持ちになれたら、この上もないことです。

 

でも、あえて言えば、仮想通貨ではお金持ちにはなれません。こんなことを書くと「億り人になった人もいるじゃないか!」という声が聞こえてきそうです。

 

確かに、仮想通貨の代表であるビットコインが出始めた頃に買っていた人は、億り人どころではないようです。1億どころではなく、次元の違うレベルでの超大金持ちも誕生しています。

ビットコイン価格の推移

歴史を遡ること2009年10月。ビットコインの初値(はじめての取引値)は1BTCたったの0.07円だったそうです。

 

その後の価格推移も参考までに、ちょっと見ておきましょう。

 

ビットコインの価格推移

 

  • 2009年 1BTC 0.07円(初値
  • 2010年 1BTC 約5円〜7円
  • 2011年 1BTC 約70円→1400円へ(最初のバブル!
  • 2012年 1BTC 約900円〜1000円
  • 2013年 1BTC 約5000円→110000円へ(第2次バブル!
  • 2014年 1BTC 約13000円〜40000円
  • 2015年 1BTC 約30000〜50000円
  • 2016年 1BTC 約60000円
  • 2017年1月 1BTC 約110,000円
  • 2017年6月 1BTC 約300,000円(第3次バブル!
  • 2017年8月 1BTC 約470,000円
  • 2017年10月 1BTC 約600,000円
  • 2017年12月 1BTC 約2,110,000円(第4次バブル!
  • 2018年2月 1BTC 約870,000円
  • 2021年3月 1BTC 約6,590,000円(第5次バブル!
  • 2021年7月 1BTC 約3,160,000円
  • 2021年10月 1BTC 約6,860,000円第6次バブル!

 

2018年初頭、コインチェック問題により、大幅に価格が下落しました。その時には1ビットコインあたり、100万円以下まで下がりましたが、そこから驚異的な回復を見せて、現在は第6次バブルとなって、600万円台まで乗せています。

 

今後もいろいろな要素で価格は上にも下にも大きく変動するものと思われます。

仮想通貨が「株式投資や不動産投資」と違う点とは?

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仮想通貨は、国が発行している法定通貨ではないので、本来は価値の保証がありません。価値の保証がないものは価格変動を狙って、投機の対象になりやすい性質があります。

 

一方で、金(ゴールド)などは世界的に価値が認められているため、価格変動が緩やかです。価格変動するものを資産形成の対象にしようとするならば、それは長期投資で積み立てるしかない、というのが投資の理論です。

 

これは積み立てるプロセスの中での、相場の価格変動は覚悟しなければいけませんが、長期で見れば利益が出ますよ、ということですね。

 

株式投資との違い

もし、これが株式投資や投資信託であれば、金融恐慌・経済ショックが起こったりしても、10年〜長くても20年のスパンでは戻る期待があります。

 

だからこそ経済成長する国に投資したり、アメリカなど安定成長しながら配当率も良い対象に資金を振り向けて、あとはじっとホールドして我慢します。

 

期間中に、多少の値動きがあっても覚悟の上です。一時的に下落がキツくなっても、むしろそれは買い場になるかもしれません。しかもホールド中は配当利益を受けとれるのも強力な安心材料です。

 

これなら投資としても成り立ちます。近い将来果実を得られる可能性が高いからです。

 

「投資」とは、本来はとても退屈なものだと私は考えています。買い増しを地道に実行しながらずっとホールドするのは、けっこうつまらない作業です。

 

不動産投資との違い

私の場合も、不動産投資に現在は傾倒していますが、これも不動産価格は値動きが緩やかであることと、所有中のインカムゲイン(家賃収入)があるからです。持っている期間、空室が無ければ、やることは特にありません。

 

そして不動産は自身が関わることで、利回り(収益性)を上げられるポテンシャルもあります。事業的側面が強いからこそ、銀行の融資も付きます。銀行は投機には絶対お金を貸してくれませんから。

 

もちろん不動産は、半年や1年で、巨額の資産を築くことはほぼ不可能です。コツコツ事業実績を積み上げて、金融機関に決算書を提出し、信用を得ながら拡大していく投資です。

 

これは資産形成に少なくとも5年〜10年くらいの年月が掛かりますが、時間が掛かるからこそ投資足り得るのだと理解しています。

 

10年位の投資回収スパンであれば、自分が生きている可能性が高いので、腰を据えて取り組むだけの価値があると思っています。

仮想通貨はいつリターン回収できるのか?【回収期間が不明確】

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本題に戻ります。「仮想通貨ではお金持ちになれない」などと、ちょっと大袈裟な言い方をしてしまいました。無論、この発言は私個人の意見に過ぎません。

 

しかし、なぜそう考えるかというと、投資スパンが不明確だからです。言い方を変えれば、どれくらい将来に真の通貨になりえるのか?これが明白ではありません。

 

仮想通貨が将来的に「世界共通の通貨」になる日は、一体いつなのでしょうか?

 

おそらく5年後では難しいでしょう。10年かもしれませんし、30年後かもしれませんし、50年後かもしれません。しかもホールド中の配当利益などはありません。

 

仮想通貨だけで生活したり、海外へすぐに送金できたり、日常のすべての取り引きができれば大変便利な世の中です。でも、それがいつになるのか?誰も答えられる人はいません。

 

投資は回収してこそ意味があります。

 

回収期間がクリアになっていなければ、それは利回りがない(投資ではない)ということになります。投資であるならばできれば10年〜長くても20年後にはしっかり利益確定できないと自分の人生が先に終わってしまうかもしれません。

あとがき:仮想通貨は少額で投資するならアリ

全体的に否定的なムードになってしまいましたが、仮想通貨に対する取り組み方として一つアリだと思うのは、自分のお小遣いの範囲内など、少額でトライしてみることだと思います。

 

これは宝くじを買ったのと一緒です。つまり、夢を買うだけです。自分が生きている間に、上がれば儲けものだし、下がっても悔やむ必要がありません。でも、いつ投資回収できるかは未知数です。

 

だからこそ投資の原則は「回収期間が明白なものにだけお金を出す」。これが私の持論です。投資の「蓋然性」というのは、なにより大切になりますね。

 

以下、関連記事です。

 

▼早期にサラリーマンリタイアするための不動産投資の戦略について

 

▼お金持ちになりたければこの3つしかありません。自分に合っているものが選ぶのが大前提になります

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