こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。
この度わたくし、胃腸炎になってしまい、人生で初めて胃カメラを飲んできましたよ。
私の父や妻も胃カメラ体験者ですが、かなり苦しいと以前から聞いていました。実際はどうだったのか、自身の身を持って体験レビューを書かせていただきます。
ちなみに胃カメラは「口から入れるやつ(経口内視鏡)」と「鼻から入れるやつ(経鼻内視鏡)」の2パターンありますが、私が経験したのはオーソドックスな”口から入れる胃カメラ”です。
これから人間ドック等で胃カメラを経験される方の参考になれば幸いです。
私の胃腸炎の症状
2ヶ月位前から胃腸炎になっていました。
ちょうど1月中旬くらいからだったので、たぶん原因は、、、年末年始の暴飲暴食だろうとタカを括ってしまい、ドラッグストアの薬(ガスターとか)は飲んでいたのですが、2週間くらいしてもぜんぜん良くならない。。。ちなみに私は胃腸炎は昔から頻繁にありました。
最初は胃がキリキリしていたので、あっ!またいつものヤツかな、と思って油断していました。でも嘔吐も下痢もない。たまに微熱が出たり、胃がムカムカして胸焼け。ゲップが頻繁に出るようになりました。
これはおかしい!なんかいつものやつと違う!と思って早速病院に走りました。
総合病院の内科へ
最初に行ったのは、街の大きな総合病院。そしたら内科に通されました。インフルエンザの時期で、内科の診察の前には、20人くらいの人だかりがあります。1時間くらい待って、やっとこさ通されて診察。
40代の前半の若い先生でしたが、なんとも怪しい?疲れた感じの風貌です。最初に触診して、症状を聞いて、37度の微熱があることを伝えたら「それは平熱です」と言われました。いやいや私の平熱は35℃後半〜36℃くらいだから!と心の中でツッコミを入れていましたが。
その後なぜか?エコー検査をしました。エコー検査では石など熱が出る理由もないとのことでしたので、そういう観点での検査だったのか〜と思って、最後に胃腸薬をもらってその日は終わり。薬はオメプラゾールという、ジェネリックの胃酸抑制剤でした。
胃腸科内科へ
結局、2週間ほど総合病院でもらった薬を飲んでも、あまり症状が軽減した感じはありませんでした。「治らないようなら次回は胃カメラしましょう」と言われていましたが、なんとなくその内科の先生が信用できず、インターネットで「胃腸科内科」の専門病院を調べて、近くにあったので受診しました。
その病院は創業数十年と古い病院で、先生も60代くらいのかなりベテランの先生でしたが、総合病院の診察(触診&エコー検査)のことを話したら、、、、「その検査方法は間違っていますね。普通はそんな順番で検査しません」とピシャリと一刀両断。
この病院では、症状を聞いた後に、触診して、すぐに採血しました。血液に白血球の数を調べて、それが増えていると、炎症性かどうか分かるとのことです。この時点で、この先生はマトモだ!と感じましたよ。そして白血球も問題なし。ということでバリウム検査を次回やりましょう!と言われて、薬をもらって終了。
その3日後くらいに今度はバリウム検査して、レントゲンで胃の様子を観察。すると胃の出口(十二指腸につながるところ)が隆起していると言われました。胃を押したときに、これが凹まなければ硬化しているのでガンの可能性があるが、胃を押したレントゲン写真では、隆起部分が無くなるので、たぶんガンではないでしょうとのこと。
しかし胃カメラを飲まないと、詳細が分からないので胃カメラを次回やりますと言われて、その日は不安だけが残りました。。。
いよいよ胃カメラ検査!
いよいよ胃カメラの日です。数日前から、私の中ではカウントダウンが始まっておりました。人生初の胃カメラ!あの苦しいと評判の胃カメラです!前日の夜9時以降は飲食禁止と言われました。そして当日になりました。
まず診察室に通されて「胃カメラは初めてですか?でも先生はとても上手いので安心してくださいね」と看護師さんに言われてちょっと安心しました。そしてシロップを一口飲みました。これは胃の中の泡を消す薬だそうです。
次に肩に筋肉注射を打たれました。これは胃の動きを止める注射だそうで、そこそこ痛いのですが、まあ大したことはありません。最後に麻酔薬のゼリーをスプーンに乗せて、まず1杯飲まされます。
次に仰向けに寝て、また同じ麻酔薬のゼリーをスプーン一杯口に含んで、ノドのところで止めておくように言われました。そのまま4分ほど待機となりました。
そして先生が診察室に登場!
「じゃあゼリーを飲んでください」と言われたので、ごくっと飲んで、最後にノドに吹き付ける麻酔薬を2回ほど照射されて、マウスピースをくわえて、いよいよ胃カメラスタートです。私は横向きに寝て、ヨダレを受けるお皿に口を突き出して寝ている格好です。
胃カメラのホースは、鉛筆くらいの太さでした。最初に気管支のところを通る時に、2回くらいオエっとなりましたが、深呼吸してください〜と言われてひたすら深呼吸しました。食道までは2秒くらいで入り「もう苦しいところは抜けたよ〜」と先生に言われて安心しました。
しかし胃カメラがどんどん中に入っていくので、深呼吸だけ意識しつつ、看護師さんがずっと背中をさすってくれていました。「食道はきれいだな〜」と先生が言っているのが聞こえました。私の場合、ヨダレはまったく出ず、カメラが胃に入ってからは、これが自分の胃か〜と、モニターの映像を見る余裕もありました。
途中、空気を入れながらカメラが進む時に、げっぷを我慢してくださいと言われました。最後に、生体検査に使う組織を3箇所ほど取って終了。その場で、出血性びらんと言われました。胃炎で出血してタダレているということ?と思いながら、あんまり細かい説明はありませんでしたが、先生のトーンからして大したことないようです。
1週間後に、ピロリ菌やガンなど組織検査の結果を教えるので、もう1回来てくださいと言われました。生体検査で組織を取ったので、止血注射を打って、無事、私の人生初の胃カメラは終了いたしました!
最後に記念に写真をもらいました。自分で言うのもなんですが、綺麗な胃のような気がします。そして先生に言われたように、出血の跡が点々と確認でき、一部タダレているように見えました。
胃カメラ検査に掛かった費用は?
結論からいうと、費用は8800円ほどでした。
ポリープがある場合は、2センチくらいまでのものは、その場で取ってくれます。その場合はプラスで数万円かかるそうです。ですから、検査前には病院から「念の為、数万円ほどご持参下さい」と言われたので、4万円くらい持っていきました。
私の場合、幸いポリープは発見されなかったので、上記8800円のみをお支払いしました。
最後に
苦しい苦しいと聞いていた胃カメラですが、カメラがノドを通過した後は、そんなに苦しくありませんでした。
最初に、オエっ!と必ずなりますし、胃に今まで入ったことのないモノが入っている違和感はずっとありますが、4〜5分くらいの短時間で終わりました。
麻酔が効いているので、痛みなどはありません。全身麻酔ではないので意識もはっきりありますが、注射のせいでボヤッとしています。
今後、胃腸炎になって胃カメラをする人は、総合病院や内科ではなく、最初から胃腸科や消化器科など、専門医に受診してもらうほうが良いと思います。
以上、胃カメラ体験レビューでした。
あとがき
けっきょく、私の胃腸炎の原因は機能性ディスペプシアという病気でした。昔は、ストレス性胃炎と言われていたもので、特に胃に異常はないのに、痛みが生じる厄介な病気です。
その後も2年くらいこの病気に悩まされることになるのですが、運動(ランニング)と筋トレを習慣化することで、克服できました。
ストレスは万病の元と言いますが、みなさんもお気をつけくださいね。
以下、関連記事です。
▼胃炎が治ったので、ガリガリ体系を克服するために筋トレをスタートしました。
▼自宅にホームジムをつくった様子です。運動することで胃腸炎や体の不調は完全に消失しました。