DIYでコストを最大
住宅というのは、友人や親戚が遊びに来ることもありますから、マイホームであればリフォームして、できるかぎりキレイな状態でお迎えしたいものです。
特に、汚れてしまった壁のクロスや、古めかしい住宅設備は目立つので、リフォームして新しいものにしたいという方もいらっしゃるでしょう。
しかしリフォームをする上で、一番のネックになりがちなのが「コスト面」です。
たとえマイホームだとしても、ウン十万、ウン百万円も掛けられない人も多いことでしょう(不動産投資をやっている人なら、尚更コスト感覚には厳しくなります)。
私の場合は、不動産賃貸業をやっていますので、コストカットのためにDIYでリフォームする機会がけっこうあります。
今回は私がやっている次の3つのDIYについて、簡単に費用や施工のポイントを紹介してみたいと思います。
- キッチンのDIYリフォーム
- クロスのDIYリフォーム
- お風呂のDIYリフォーム
というわけで今日は、DIY経験もない私でもできた上記3つについてご紹介してきます。機会があればチャレンジしてみてくださいね。
キッチンのDIYリフォーム
こういう公団型の流し台を使っている家だと、カッティングシートを貼るだけで簡単にウッドテイストの流し台にすることができます。
私はホームセンターで売っている「メイクアップシート(アサヒペン社)」というのを使っています。
これは少し大きめのホームセンター(カインズ、ケーヨーデイツー、ロイヤル、ジョイフルホンダ、コーナン、ビバホームなど)であればだいたい売っています。
貼った写真がこんなイメージになります。不動産投資家の人なら皆さんご存知のシートですね。
だいたい1本で2メートル分(90センチ幅)取れますので、これくらいのキッチンなら3本もあれば十分です。1本800円くらいなので、3本使っても2400円と安価なのも嬉しいですね。
先日、賃貸業で空室が出たので、妻と一緒にリフォームしてきたのですが、妻が貼ったのがこちら。妻は、今回初めてカッティングシートを貼りましたが、まったく問題なく貼れていました。
色も木目調だけでなく、柄物やカラフルなものもあります。赤とか黄色とか青とか、好みに合わせてセレクトができます。
ちなみに赤色で貼ると、このような感じで結構目立ちます。
クロスのDIYリフォーム
住宅ですぐに汚れが目立ってくるのがクロスです。特に、ホワイト系のクロスだと黒ずむと見た目が悪くなります。
ペットを飼っているひとは引っかき傷なども付きますね。
そこで私が最近やり始めたのが「DIY塗装」です。
マスキングテープなど養生をしなければならないので、多少手間が掛かりますが、力がいらないので女性でもできます。
使っている塗料は、イマジン・ウォール・ペイントです。
これを楽天で買ってきて、自分で塗っています。カラーがたくさんあって選ぶのが大変ですが、それも楽しみの一つになっています。
今回使用したのは、イマジンウォールペイントの『ラテンの友』というオレンジカラーです。ビタミンカラーまで行きませんが、主張があるのでアクセントには良いだろうと思って選びました。
施工のポイントは、養生をしっかりやることです。ビニールシート付きの専用マスキングテープが便利です。
最初は、塗装する壁の『枠』から塗っていきます。その後に、ローラー刷毛で一気に塗ることで完成します。一度塗りだとムラがでたら二度塗れば、そこそこきれいになります。
だい広めの壁一面になると、養生・塗装・片付け含めて2〜3時間程度あれば可能です。部屋全面を塗るとなると、面積が増えるのでもっと時間がかかります。
なぜ塗装なのか?というと、コストが圧倒的に安いからという理由です。
クロスはリフォーム屋さんで張り替えてもらうと、例えば壁1面の12㎡で、安くても10,000円くらい。アクセントクロスという色付きのものだと12,000円〜15,000円くらいです。
これが12㎡の塗装に必要なペンキは、イマジンウォールペイントだと5,000円(2L缶)くらいとコストは2分の1から、3分の1になります。
もちろん塗装の手間が掛かるのと、刷毛を買ったりも必要ですが、一度買っておけばまたクロスが汚れた時に塗り直したり使いまわしもできます。
したがって、塗装の方が抜群にコストパフォーマンスは良いでしょう。
はじめて塗る時は緊張しますが、塗ってみると思ったほど難しくはありません。また、塗った後の達成感はかなりあって楽しいです(笑)。
賃貸に出すお部屋なら、塗った面に写真や絵を飾ると、そこそこおシャレになります。
お風呂のDIYリフォーム
最後にお風呂のリフォームです。
浴室の壁は、だいたいクリーム色やホワイト系の単色カラーです。毎日のお風呂は大切だからキレイにリフォームしたいものです。
でも風呂釜ごと入れ替えるリフォームをしてしまうと40〜50万円くらいは平気で掛かります。
そこで私が最近やっているのが、リアテックシートを貼ることです(3Mというアメリカの会社が販売しているダイノックシートのほうが有名ですね)。
リアテックシートというのは機能や耐久性はダイノックシートと一緒ですが、サンゲツという日本企業が作っている製品です。
施工後はこんなイメージになります。※私の所有アパートの一室
値段は1メートル(120センチ幅)で2000円〜3000円しますので結構高いですが、部屋の外のドアに貼ったり、自動車の車体にも貼れるくらい、ものすごく耐久性が高いシートです。
お風呂なら4〜5メートル必要になりますから、だいたい10,000〜13000円くらいの材料費で、キレイな浴室に様変わりします。ウッド調の質感も本物の木みたいです。
※なお先ほどのキッチンリフォームでご紹介した、ホームセンターのメイクアップシート(1本約800円)は耐久性の面から、浴室内に貼るのには適していません。
リアテックシートは、私もyoutubeなどで何度も動画を見ながら勉強して、当日施工しました。
初めてだったので、シートの取り扱い(エア抜き・シートどうしのジョイント等)に若干、手間取りましたが、素人でもできないことはありません。最初は慎重にやったので、半日くらい施工に要します。
チャレンジ精神のある人は、こちらも試してみてください。
以下、関連記事です。
▼良いリフォーム会社が見つけられたら、お任せすることが安くてクオリティも高いですね。探し方のご紹介です。
▼住宅設備を安く交換・リフォームするコツをご紹介しています。