こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。
リフォームをDIYでやるには自信がない。でも、業者さんに全部任せて、割高なリフォーム費になるのもイヤだなぁ〜という人は多いのではないでしょうか。
そういう方には、施主支給して、取り付けだけ業者さんにお願いするのが良いでしょう。
私も不動産賃貸業を7年ほどしていますが、これまで施主支給でコストダウンをだいぶ図ってきました。
というわけで、今回は施主支給できる6つの住宅設備リフォームを、事例をまじえて解説していきます。
施主がやること=「商品の準備のみ」です
施主支給の場合、交換作業は業者さんがすべてやってくれます。つまり工事日当日に自分がやることは何もありません。
実際の方法ですが、既存で付いている古い設備の品番はだいたい機器の本体に書いてありますよね。
それをメモしておいて、後継品や対応する製品を購入しておけばOKです。
私の経験上では、既存製品の品番をインターネットで検索すれば、後継品が分かるケースが多いです。たとえば、「●●● 後継品」など、製品の型番と後継品というキーワードで検索すれば、だいたい判明します。
もし、それで分からなければ、メーカーのお客様センター(コールセンター)に電話するか、お近くのホームセンターに相談してみてください。すぐに教えてくれますよ。
商品さえしっかり購入しておけば、施主支給リフォームの95%は終わったも同然です。
業者探しですが、私の場合は基本はすべて、くらしのマーケットで探して依頼することが多いです。
くらしのマーケットとは、全国対応で、非常に多くの業者さんが登録されているので地域最安値でリフォームすることができます。
施主支給できる6つの住宅設備を紹介します
では、私がこれまでやったことのある施主支給の事例をご紹介します。
実際にかかった商品代+交換費用も明記しますので、参考にして頂ければと思います。
エアコン交換
中古のエアコンを20,000〜25,000円くらいで手に入れて、交換費用が12,000円〜15,000円で済めば、だいたい4万円くらいで設置することができます。
実際に私の賃貸住宅で、この方法を採用したことがあり、ずっと問題なく使えています。
ただしエアコンの場合は、ネットだと「新品商品で、工事費込み5万円台」からありますので、施主支給することのコストダウン効果はあまり薄いかなと最近は思っています。
エアコンは10年〜15年くらいは使いますので、中古を買って途中で壊れると、安物買いの銭失いになってしまいますね。
要らなくなったものを友人からもらったとかでないかぎり、基本は工事費込みの新品エアコンの購入がオススメですね。
エアコンの取り付けを依頼するときには、くらしのマーケットで依頼するのがオススメです。
(参考)くらしのマーケットのエアコン取り付けの評判とトラブル【徹底解説】
ビルトインコンロの交換
先日、私が購入した物件で、ビルトインコンロを交換してもらいました。
ざっとの費用は以下のとおりです。
ガスコンロが96年式で古かったので、取り替えることにしました。施主支給で、交換だけくらしのマーケットで発注しました。
・ビルトインコンロ(都市ガス)26000円
・コンロ交換14000円
【合計4万円】設備系が壊れると入居者さんに迷惑が掛かるので、できるだけ入居前に更新するようにしています。 pic.twitter.com/R2bbsrekAU
— ペリカン@不動産投資ブロガー (@Pelican0825) December 22, 2019
コンロ交換自体は9000円でやってくれて、そこに金属ガスフレキ管交換をしたので+5000円で、合計14000円でした。こちらもくらしのマーケットで業者さんに依頼しました。
なお都市ガス・プロパンガスでも費用が変わります。だいたい10,000円〜17,000円くらいが相場価格です。ですから、商品と工賃でだいたい4〜5万円ですね。
ビルトインコンロの選び方ですが、サイズは天板が60センチ幅か75センチ幅のどちらかになります。あとは、都市ガス用かプロパンガス用を選ぶだけです。
以下のサイトが「給湯器の選び方」が分かりやすく解説されていました。よかったらこちらも参考にしてみてくださいね。
関連:ビルトインコンロの選び方
洗面化粧台の交換
洗面化粧台も、古くなると黄ばんでくるので更新したい設備ですね。
サイズが60センチか75センチと2パターンありますので、既存に設置しているサイズを測っておきましょうね。
そして、洗面化粧台の交換作業だけお願いすると、だいたい次の費用イメージです。
- 既存洗面台撤去&処分 5,000円
- 新規洗面台取り付け 15,000円〜20,000円前後
合計:20,000円〜25,000円程度
以上より、商品が3〜4万円ほど、交換費用が2〜2.5万円ですから、合計で5万〜6万円で交換することができます。
ホームセンターで注文すると10万円くらいかかることもありますから、こちらも施主支給に軍配があがります。
ウォシュレット(便座)の交換
ウォシュレット交換は、商品自体はネットで15,000円前後で購入することができますね。
ウォシュレット交換は、DIYでセルフリフォームすることも可能でしょう。ただし、六角レンチなど道具が必要になります。
業者に依頼しても工賃7000円〜10,000円くらいですので、そんなに高い金額ではありませんからね。
商品+工賃でだいたい25,000円あれば可能になります。
浴室換気扇の交換
お風呂の換気扇から、「ゴー!」っと音が大きくなってきたら、交換時期の目安になります。
私も先日買った戸建てで浴室換気扇の交換をしましたが、商品は楽天で7000円ほど、交換費用は安い業者で10,000円〜15,000円くらいで交換することができました。
合計でだいたい2万円ちょっとで可能になります。
給湯器の交換
給湯器の交換ですが、ファミリー世帯だと、だいたい20号サイズが必要になります。
例えば、追い焚き付きの給湯器だと20号サイズでだいたい5〜6万円ほどです。そこに工賃が2〜2.5万円くらいになりますので、トータルで7〜8万くらいで交換することができます。
給湯器の種類・サイズなどは、以下の記事で詳しく解説していますので、よかったら御覧くださいね。
関連:給湯器の寿命とサイズ・できるだけ格安で交換する方法を徹底解説!
なおプロパンガスの給湯器の場合は、ガス会社自体を変更すると、給湯器の無料交換をしてくれることが多いです。私の所有物件ではエネピさんでガス会社の一括比較をしてもらって、切り替えのお世話になりました。
給湯器以外にも、モニターフォンを付けてくれたり、ガスコンロを無料交換してくれるサービスまであることもありますので、けっこうお得なサービスだと思っています。
おわりに:施主支給に適さないものも知っておこう
たまにクロスやフローリング交換を施主支給しようとする方がいますが、これは嫌がられるので注意しましょう。
以前私が大家として駆け出しの頃のエピソードです。
わたしが買った生のり付きクロスがあり「このクロスをお部屋に貼ってもらえませんか?」と相談したら、職人さんから「のり付きクロスは剥がれやすいので、貼りたくないです。あとから文句を言われても困りますから。」と言われました。
リフォームの職人さんというのは、施工後のクレームを一番嫌がります。ベテランの方ほど、その傾向が強いです。
施主支給できるものとできないものがあることを、発注者である私たちも、十分に理解しておきたいですね。
くらしのマーケットなど、工事だけ発注できる便利なサービスが増えました。ぜひ機会があれば、チャレンジしてみてくださいね。
以下、関連記事です。
▼私が使ってきたおすすめのクッションフロア(床材)のご紹介です。
▼クロスを貼るのは初心者のDIYでも可能です。具体的な方法を解説しています。