築30年の木造アパートの外壁塗装に掛かった費用【見積もりのコツ】

こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。

 

関東で専業大家さんをしています。現在はアパート3棟、戸建て8棟の規模です。

 

先日、私が所有している築30年のアパートの外壁塗装をしました。

 

 

本記事では、アパートの外壁塗装にかかった費用を公開しつつ、以下の点についても解説していきます。

 

  • 塗装費用の相場
  • 見積もりを取る際のコツ
  • 私が業者を選んだ方法

 

アパート外壁塗装は、激戦の賃貸マーケットを勝ち抜く、大きな差別化ポイントの一つです。

 

本記事が、これから外壁塗装をされる賃貸オーナーさんのご参考になれば幸いです。

築30年の木造アパートの外壁塗装に掛かった費用を大公開!

アパート外観

 

今回、外壁塗装したアパートがこちらですね。↑

 

スペックは以下のとおり。

 

  • 木造2階建て(築30年・1K×10室)
  • 土地面積:376.32㎡
  • 建物面積:275.58㎡
  • 外壁:サイディング
  • 屋根:モニエル瓦(セメント瓦)

 

すでに前回の塗装から15年くらい経過していました。さすがにこれ以上は引っ張れないと考えて、このタイミングで外壁塗装することにしました。

 

外壁塗装のリフォーム融資について

アパート1棟を外壁塗装するのに200万前後掛かりますので、今回はマル経融資でお借りすることにしました。

 

ちょうど半年前に、商工会に入会したのは、この為でもあったのです。

 

Point!
マル経融資は金利1.1〜1.2%程度と低金利で借りられるのが最大の特徴ですね。期間は、設備資金扱いで最大10年で借り入れすることができます。条件は、商工会に入会して半年経っていることです。

 

マル経融資については、「マル経融資で事業・不動産投資を加速せよ【金利1.1%で無担保OK】」でも詳しくご紹介していますので、良かったらご覧ください。

 

 

今回の外壁塗装は200万弱で抑える予定でしたが、余裕を持って大きめに借りておきました。

 

こちらは事前に相談していたので問題ありませんでした。

 

本アパートの外壁塗装費用は?

結論、上記10世帯のアパートの塗装費用は 1,657,150円 となりました。

 

内訳は以下のとおりです。

 

■仮設工事(足場+メッシュシート) 
仮設足場組み立て 449㎡×500円 224,500円
メッシュシート 264㎡×100円 26,400円
■下地処理
高圧洗浄 530㎡×100円 53,000円
■屋根塗装
シーラー+シリコン塗装 195㎡×1,900円 370,500円
■外壁塗装(下塗り・中塗り・上塗り)
シーラー+シリコン塗装 247㎡×1700円 419,900円
■付帯塗装工事(2回塗り)
軒天 39㎡×800円 31,200円
破風板 20m×500円 10,000円
雨樋 74m×500円 37,000円
水切り 56m×500円 28,000円
鉄骨階段 一式 80,000円
玄関ドア 10枚×2,000円 20,000円
駐車場ライン塗装 無料サービス
外壁穴補修 無料サービス
窓クリーニング 無料サービス
■コーキング工事
コーキング打ち替え 166m×900円 149,400円
■廊下塗装
2階廊下塗装 23㎡×2,500円 57,500円
出精値引き ー900円
小計:1,506,500円
消費税:150,650円
合計:1,657,150円

 

なお、駐車場ライン引き直し、外壁に空いた穴補修、窓クリーニングなどをサービスでして頂けました。とてもありがたいことですね。

 

ビフォア・アフターがこちら。

 

外壁塗装ビフォアー・アフター

 

今回、塗料の色はかなり悩みましたね。業者さんからカラーサンプルもいただき、いろいろ検討しました。

 

カラーサンプル

 

私は、1階と2階で色を塗り分けるのが、あまり好きではありません。なんとなく田舎のアパート感が出るからです。

 

最終的には、外壁の側面にラインを入れて、シンプルなカラーリングにすることにしました。

 

ツートンカラー

 

アパート正面に昭和レトロな銘板がついていたので、この際新しい銘板を作成することにしました。

 

お世話になったのは銘板館さんです。ここのステンレス切文字の銘板がカッコ良かったので決めました。

(参考URL)https://www.meibankan.jp/fs/meibankan/c/kirimoji03

 

ここはデザイン、サイズ、文字数など自由にアレンジできて、発注から10日ほどでスピード納品してくれます。今回は、作成した新しい銘板は、外壁塗装業者さんに工事の際に取り付けしてもらいました。

 

アパート銘板の変更

 

廊下と階段など、共用部もすべて塗装してもらい、とてもキレイになり満足です。

 

廊下と階段

 

費用相場・見積もりのコツ・業者の選び方など

外壁塗装の見積もり

 

よくある疑問として「見積もりを見ても高いのか安いのか、ぜんぜん分からない」というのがあります。

 

塗装費用を決める要素”とは一体何なのか?について、まずは理解しておくことが大切です

 

塗装費用の相場を知っておこう

結論からいうと、塗装料金は「塗装面積」×「塗装単価」によって決まります。

 

塗装面積とは文字どおり、どれくらいの広さの面積を塗装するのか、ということです。

 

4世帯のアパートと10世帯のアパートでは、外壁や屋根の面積が当然違いますから、必要な塗料代、足場代、人件費なども変わってくるわけですよね。

 

そして塗装単価というのは、1㎡あたりの塗装料金のことです。見積もりでは、塗料代+人件費が含まれて単価表記されています。複数業者に見積もりする際などは、この塗装単価をしっかりチェックしましょう。

 

使用する下地材、塗料、塗る回数などによって単価は変わりますので、安さだけで選ばないことも大切ですね。

 

今回私が塗装したアパートだとだいたい以下の単価でした。一つの目安(参考)にしていただければと思います。

  • 屋根塗装:1㎡あたり1,900円
  • 外壁塗装:1㎡あたり1,700円

見積もりを取る際のコツ

見積もり

 

私が本アパートの見積もりを比較する中で、最初は「塗装単価」ばかり見ていたのですが、途中で違和感を感じました。

 

なぜなら、塗装単価があまり違わないのに、見積もり金額が○十万円も変わってくる会社があったからです。

 

その理由は、シンプルで「塗装面積」が各社で違っていたからです。

 

例えば、私が最終的に発注した会社では外壁面積が「247㎡」と算出されていたのに、また別のある会社では「307㎡」と算出されていました。なんと60㎡もズレていたのです!

 

もちろん人が測定するので多少の誤差は出ると思いますが、60㎡も違うと、かなりの金額差が出てしまいます。外壁の塗装単価は1500〜2000円くらいですので、9万円〜12万円くらいは変わってくることになります。

 

悪徳業者の中には、塗装面積を大きめに見積もる会社もありますので、十分気をつけましょうね。

私が業者を選んだ方法

肝心の業者の選び方ですが、はじめてのエリアだと業者探しも大変です。そこで今回もプロヌリさんを活用して、一括で見積りを取得しました。

 

やり方は簡単で、WEBサイトで【エリア・延床面積・築年数・塗装箇所・連絡先】などを打ち込んで、お問い合わせするだけです。

 

プロヌリ

 

一般の見積もり比較サイトですと、登録した瞬間、または問い合わせした後にたくさんの業者から電話がかかってきて、嫌になることがあると思います。

 

しかし プロヌリの場合、プロヌリ相談員がまずは悩みや要望を聞いてくれて、自分の状況にあった塗装業者を最大3社まで厳選して紹介してくれるのが最大の特徴になっています。

 

今回、私の場合は、要望として以下の3つを相談員さんに伝えて、業者を選んでもらいました。

 

  • 一級塗装技能士がいること
  • 防水工事・雨漏り修理もできる会社であること
  • コストも重視していること

 

結果的には、そのエリアの実績ある老舗の塗装店をご紹介いただくことができました。

 

社長自らが一級塗装技能士で、現場で施工管理して頂けるということで、安心してお任せすることができました。内容・料金ともに納得できるもので、非常に満足しています。

 

これでアパートの入居率もより安定してくれたら言うことなしですね。

 

以下、関連記事です。

 

▼リフォーム・DIYのノウハウを記事としてまとめました。

 

▼自己資金500万円でスタートする不動産投資法のご紹介です。

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