こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。千葉県で7年ほど不動産賃貸業をしています。
今回のテーマは、戸建ての「軒天張替え・棟板金・雨樋の修理費用」です。
最近、台風により、私の所有している戸建ての屋根に、大きな被害がありました。
おもに、以下の3つが発生してしまいました。
- 軒天の剥がれ
- 棟板金が飛んでいった
- 雨樋に穴が空いてしまった
これらを放置すると最悪の場合は、雨漏りのリスクになります。
というわけで、さっそく業者さんに屋根の修理見積もりをしてもらいました。
本記事では、実際のお見積もり書を公開するとともに、費用相場について徹底的に解説していきます。
屋根の修理費用の相場について
修理費用で、とくに重要なのは「施工単価」になります。
以下、修理費の単価も明記します。ぜひ参考にしてみてください。
「軒天」の張替え費用
上記は私の持っている戸建ての一つで、軒天がベロっと剥がれてしまいました。
軒天の張替えにかかった費用は、以下のとおりです。
- 既存軒天撤去 21㎡×800円=16,800円
- 新規軒天取付 21㎡×3800円=79,800円
- 運搬・廃材処分費 15,000円
合計:111,600円
平米単価でいうと、既存撤去が800円、取り付けが3,800円ということになります。
ネット上でも、あわせて単価5000円〜6000円というのが、軒天張替えの相場のようですね。
「棟板金」の交換費用
今回は棟板金も吹っ飛んでしまいました。お隣さん家の庭に転がってました(笑)
この棟板金の交換にかかった費用は、以下のとおりです。
- 既存板金・貫板撤去 19m×500円=9,500円
- 新規板金・貫板取付 19m×4000円=76,000円
- 板金継目コーキング処理 一式 5,000円
- 運搬・廃材処分費 19m×500円=9,500円
合計:100,000円
板金は長さで見積もります。
棟板金は、1mあたり4,000円程度が相場のようですね。
「雨樋」の交換費用
こちらは雨樋に穴が空いてしまった事例です。
雨樋の交換にかかった費用は、以下のとおりです。
- 既存横樋撤去 28m×500円=14,000円
- 新規横樋取付 28m×4800円=106,400円
- 集水器取付 6箇所 12,000円
- 新規金具交換・ジョイント取付 28m×700円=19,600円
- 運搬・廃材処分費 28m×500円=14,000円
合計:166,000円
雨樋も「長さ」で見積もります。
今回は、縦樋(たてどい)は壊れていなかったので、横樋(よこどい)だけの交換で済みました。
雨樋は、1mあたり4000〜5000円程度というのが相場になります。
戸建ての「雨漏り原因」を理解しておこう
今回は、業者さんに雨漏りが起こりやすいポイントも一緒に聞けちゃいましたので、解説しておきます。
戸建ての外壁修繕を依頼した際に、業者さんに雨漏りポイントを聞きました。
✅戸建てはバルコニーからの雨漏りが多い
✅屋根は棟板金が原因になりやすい
✅外壁はシーリング劣化から雨水が侵入する外壁がモルタルだとヒビ割れから、外壁がサイディングだとシーリング部分から雨水が入るとのこと。
— ペリカン@不動産投資ブロガー (@Pelican0825) January 15, 2020
■戸建てはバルコニーからの雨漏りが多い
■屋根は棟板金が原因になりやすい
■外壁はシーリング劣化から雨水が侵入する
外壁がモルタルだとヒビ割れから、外壁がサイディングだとシーリング部分から雨水が入るとのこと。
雨漏りを防ぐ最大のポイントは、外壁と屋根の塗装を10年に1回など、定期的にやっておくことでしょう。
塗装料金や、業者選びのポイントについては、別の記事でも解説しています。ご興味のある方はご覧ください。
(参考)雨漏り発生!戸建ての外壁塗装に掛かった費用を徹底解説します
すでに雨漏りをしている方は、早急に対策をしましょう。
おわりに:見積もりは「明細」をしっかりチェックせよ!
、、、というわけで、軒天・棟板金・雨樋の修理費用について解説してきました。いかがでしたでしょうか?
今回は私の戸建てだと11万円ほどでやってもらいましたが、これはわりと安い業者さんだと思います。通常だと15万円くらい、高い業者だと20万円くらいですので、その費用は覚悟しておきましょうね。
あと見積書は「○○一式○○円」という感じで、単価が分からないようにしている業者は、オススメしません。良心的な業者は必ず明細を細かく記載してくれるものです。
なぜこういう風に書くかというと、単価で比べられると高いことがバレるからでしょうね。
見積もり内容をしっかり比較する際には、注意しましょう。
軒天・棟板金・雨樋の修理は「火災保険」が使えることも!
台風・大雨・大雪の被害では、普段、住んでいても気づかないような被害があることがります。
その為、火災保険を申請すれば受け取れるはずの保険金を、もらいそびれている方がとても多いです。
その原因は主に以下の5つですね。
- 被災箇所を探すためハシゴなどで屋根に登らなければいけない
- 被害が天災によるものか経年劣化かの判別が難しい
- 被災箇所を適切な角度で写真撮影しなければいけない
- 火災保険で申請できる箇所を見落とすリスクがある
- 被害に見合った正しい見積書を作成しなければならない
このような課題があって、個人で保険申請をして修理するのが難しかったり、申請しても曖昧な部分があり、保険金が減額されることもあります。
そういう時に、私もよくやっている方法が頼りになる、地元のリフォーム会社を探すということですね。
最近はリフォーム会社も保険申請についてとても詳しくなっています。なので、一番良いのは実際に現場をリフォーム会社さんに見てもらって、お見積りを取ってみるのが良いでしょう。
お見積もりだけなら無料でやっていることがほとんどです。私が一度使って良かったのは、ハピすむ(PR)というサイトですね。
こちらは地元のリフォーム会社3社にお見積りを取ってもらえるサイトで、私もこちらで火災保険申請に強いリフォーム会社を紹介してもらって、軒天を直したり、外壁塗装したりなど、何度かお世話になっています。
とても見積もり提示も早くて便利なので、ぜひご活用になってみてくださいね。
以下、関連記事です。
▼雨漏りを「火災保険」を活用して直せば、費用を浮かすことができます。
▼住宅設備を安く交換する方法です。壊れる前に対策しておきましょう。