こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。30代で独立して、自営業で暮らしています。
20代など若いうちは、将来の安定のために貯金するのが大切だ、とよく言われますよね。はたしてこれは本当でしょうか。
その前に、普通の20代ってどれくらい貯金しているのでしょうか?
本記事は、、、
- 前半で「貯金とお金の使い方」について触れつつ
- 後半では「貯金を活用して如何に人生を楽しく生きるか」
について詳しく書いています。
空き時間があれば、ぜひご熟読くださいませ。
(悲報)20代の平均貯金額は85万円!?
金融広報中央委員会によると20代の平均貯金額は239万円だそうです。
ただし、これは平均値です。
《データ引用元:家計の金融行動に関する世論調査[単身世帯調査]》
中央値だと85万円となっています。こちらの金額のほうが現実的な数値に近いですね。上から目線で恐縮ですが、20代の人ってそんなに貯金できていません。
給与が上がらず、税金なども増えているからでしょう。
これだけ貯金がしずらい時代になってきた中において、「お金をどんどん使いなさい!」と言っている人もいます。
ZOZOTOWNの前澤社長もそんなことを言っていましたね。
ちょっとご紹介しておきます。
お金は使えば使うほど増える!?【by ZOZOTOWN前澤社長】
以前に、ZOZOTOWN・前澤社長のツイートが話題になりました。
ちなみに前澤さんはバスキアの絵を62億円で買った経験だったり、、、2023年以降に実現する月旅行の最初の搭乗客になったり、、、と、なにかと話題を集めている人物ですね。
【お金は使えば使うほど増える理由】
お金めちゃ使う→とんでもないモノが手に入る、コトが体験できる、人に会える→自分の成長の大きな糧になる→気づいたら成長してる→気づいたら今までより稼げるようになる→さらにめちゃ使う→さらに成長する→さらに稼げる。これの無限ループ。お金減らない。— Yusaku Maezawa (MZ) 前澤友作 (@yousuck2020) May 16, 2018
めちゃめちゃ反響があったツイートですね。これはたしかに理想的なループです。
お金は天下の回りもの、、、なんていいますからね。しかし、お金がない人がこれをやると、失敗するでしょう。
前澤さんの「お金を使えば増える理論」には、次の3つの背景があるのを理解しておかないと誤解しますね。
- お金をつかうことは自己投資である
- 人と競争しない社会を理想としている
- 金のなる木を持っている
それぞれ簡単に解説します。
1.お金をつかうことは自己投資である
以下、前澤さんのお金の使い方に関する考えです。
10万円稼いでも1万円しか使わなかったら、自分が想像しうる体験しかできません。でも、10万円入ったその日に10万円全部使ったら、それはいままでにない体験になるじゃないですか。《引用元》新R25・前澤社長インタビューより
人とは違う経験に投資しろ、ということですね。つまり自己投資の大切さだと思います。たしかに一理あります。
ただし「浪費・散財すれば良い」ということではないのを踏まえておきたいですね。
消費ではなく、投資活動をしなければ意味がありません。
2.人と競争しない社会を理想としている
前澤さんはベーシックインカム賛成派だそうです。
「お金が必要なくなって生活に安心感が生まれれば、人は自分の好きなことや人の役に立つことをしようとするはず」
これが前澤さんの理想的な社会だそうです。
その証拠に、ZOZOTOWN社では、社員の給与やボーナスは一律にしたり、6時間労働制をとりいれています。社員間の競争意識をなくすことが一番の目的だそうです。
ただし、現代が競争社会・資本主義社会なので、これが世の中全体に広がるのは難しいかもしれませんね。
3.金のなる木を持っている
前澤社長の場合は、強烈な「金のなる木」を持っています。ですから、お金を使っても無くなりません。
これが最大のポイントだと思います。100万円以下の貯金しかない現代の20代とは大きく違います。
前澤さんは資産の大半がZOZOTOWNの株式なので、そこから得られる配当が年間35億円もあります。
(参考)新R25「限界まで使え。“世界の前澤”が語る「お金を増やす方法」はシンプルだった」
人生100年時代を楽しく生きる方法【具体的ステップ】
普通の人は、前澤さんのようにお金を使ってばかりいると、お金が枯渇しますよね(笑)
以上より、私はお金を使うより、貯金をするのを優先したほうが良いと思います。
そして、できれば前澤さんのように「金のなる木を育てる」のが、お金持ちになるための最短ルートです。
多くの人が20代から40年ほど会社で働き、退職したら残りわずかな老後を送ると思っています。しかしながら、現実は違いますね。
人生100年時代において、40年働いたら60歳くらいです。そこから40年間の老後生活がスタートするのです。
平均寿命が伸びている日本では、「お金のない40年間の老後」は地獄になりえます。
それを防ぐためには下記3つのステップが大切です。
③貯めたお金を株か不動産に投資する
順番に解説します。
①会社内での出世を諦めて、自分で稼ぐことを決意する
ここが最重要ですね。
そこそこ良い大学を出ていると、どうしても社内で出世競争を勝ち上がって行こうとしますが99%挫折します。私も、就職してすぐの22歳のときと、転職した26歳のときの2度ほど挫折しました。
会社内には自分より優秀な人がたくさんいます。
また会社内で活躍できるかどうかは、頭が良いとか、一流大学を出ているとかは、ぜんぜん関係ありませんね。高学歴な人ほど挫折しやすいので注意しましょう。
社内で評価されて給料を上げるのではなく、自分で稼ぐ力・スキルを積むようにシフトチェンジしたのです。
今では、この決意が人生におけるターニングポイントになりました。
②必死でお金を貯める
自分で稼ぐために、投資をしようと思った私はすぐに絶望しました。なぜなら種銭(投資の元手)がなかったからですね(笑)
28歳当時の私は、貯金が100万円もありませんでした。代わりに散財して借金があったくらいです。
当時は、本当に惨めな生活で、いま思い出すだけでも嫌な気持ちになります。
そこから現在の妻と出会い、、、
- 「毎月10万円貯金する」
- 「ボーナスは全額貯金する」
この2つの目標を立てたのが10年前です。
これにより年間200万円ほど貯金できるようになり、種銭をつくりました。
この時は、人生でこんな頑張ったことはないというレベルで、本当に必死のおもいでした。
③貯めたお金で株か不動産を買う
貯まったお金の使いみちは、自分にお金を生んでくれるものに投資したほうが良いでしょう。つまり金のなる木ですね。
そんなものないよ、と思うかもしれませんね。
ここは少し私のポジショントークも入っていますが、株と不動産はその代表です。
今はネット証券の口座さえあれば株が買えますし、数百万の自己資金があれば不動産も買えます。ただ、投資にアレルギー(拒絶反応)がある人も多いと思います。
そういう人は、本だけでも読んでください。アマゾンとかでベストセラーになっている書籍で良いと思います。
株式配当というのは株主になって配当金をもらうという、立派な経済の仕組みです。それで企業が資金調達して、事業をしています。
また不動産投資も、もともとは家を買って他人に貸すという「賃貸事業」です。
ギャンブルでも何でもありません。ただし不動産については流動性が低く、借金を負いますので、しっかり勉強してから取り組んでくださいね。
安定を求めるか自由を求めるか、それはアナタ次第
会社で働いていて幸せな人は、ぜひそれを追求してください。どんどん会社を利用して、社会人としてのスキルと経験をつけるのも、貴重な経験だと思います。
なお現在の私は、不動産賃貸業とネット事業で生活しています。独立して7年目ですが、毎月100万円以上の手取り収入があります。
もちろんそれが凄いとか一切思いませんし、私以上に稼いでいる人は、ごまんといます。フリーランスは不安定ですが、自由で楽しい人生が良いと思ったので、私は会社を退職しました。
一度しかない人生で後悔したくないという気持ちが、わたしに独立を決意させました。もし20代で、あなたがまだ未婚であれば背負うものも少ないでしょう。
20代は貴重な時期ですから、ぜひ自分の人生、やりたいこと、成し遂げたいこと。それらと真剣に向き合ってください。
なお本記事は10年前の私に向けて書いたつもりです。どこかで誰かの役に立ったのなら、この上もない私の幸せです。
以下、関連記事です。
▼30代でなんとか生きていけるレベルの収入が稼げるようになった時の回顧録です。
▼不動産投資の始め方について初心者向けにポイントを纏めています。