こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。賃貸業をしつつ、DIYを楽しみながら生活しています。
本日のテーマは「和室の砂壁リフォーム」です。
砂壁は、その吸湿性や耐火性など、すぐれた効果があります。ただし、問題はリフォームです。
経年すると、ボロボロと砂や粉が床に落ちてきますので、けっこう厄介ですよね。
今回は、砂壁をリフォームする3つの方法を予算別でご紹介してみたいと思います。
1.ベニア板+クロス仕上げ(予算:10万円コース)
砂壁の上にベニア板を貼ってその上にクロスで仕上げる方法は、プロの職人さんがやる一般的な手法です。
この方法の最大のメリットは、クロスなので何度でも剥がしたり貼ったりできるので、メンテナンス性に優れていることですね。
一方でデメリットは、コストが高いこと、そしてDIYでやるにはちょっと難易度が高いことです。
以前、私が所有してる賃貸用アパートの1室でこの手法を採用したことがあります。
こちらは職人さんにお願いしたのですが、この6帖のお部屋で10万円くらいの費用でした。
けっこう高いですよね。
それもそのはず。上記の写真で言えば、緑の砂壁部分と同サイズにベニア板を丸ノコで切断し、砂壁に打ち付けて行きます。最後に、その上からクロスを張っていくという、かなりの手間が掛かるからです!
こんなの素人では到底できそうもありませんよね。
ただし仕上がりはとても綺麗なので、自宅マイホームなど、ある程度しっかりお金を掛けても良い場合には、この手法がおすすめでしょう。
2.漆喰を塗る(予算:4万円コース)
DIYにおすすめなのが、漆喰(しっくい)を塗る手法です。
最近は、素人でもかんたんに塗れる漆喰が出ています。
こちらは私が所有してる戸建てです。
8帖の和室ですが、漆喰を妻と2人でひたすら塗りました。けっこう大変でしたが作業自体は難しくありません。
仕上がりはこんな感じです。
使った漆喰はこちら。うまーくヌレールという商品です。
日本プラスターという会社が発売している人気商品です。
実は、ホームセンターでもこの漆喰は売っていますが1缶で15000円くらいします。
ネットだと送料無料で13000円くらいなので、ネットで購入するのが断然お得です。
8帖の和室で、この18kg×2缶と5kg×1缶を使いました。あとはコテ・コテ板・マスキングテープなど材料費が掛かり、トータル4万円弱くらいでした。
6帖和室なら18kgタイプが2缶あれば十分なので、3万円ちょっとで済みます。
(日本プラスター株式会社のHPより)
うまーくヌレールは柔らかい豆腐みたいなものをコテですくって、そのまま壁にベトっと塗れます。
漆喰自体が絶妙な硬さに調整されているので、その名のとおり初心者でも簡単なのが特徴です。
なお漆喰は、明光・調湿・抗菌・防カビ・消臭・安心安全・耐火など、7つの機能があるので、低コストでも高いクオリティを求めたい方にも適していると思います。
この後ご紹介するペンキ塗装にはないメリットですね。
カラーバリエーションも豊富なので、お部屋の空間演出も広がります。
3.ペンキ塗装(予算:2万円コース)
【砂壁ペンキ塗装】
古い砂壁を初めて塗装しました。使ったのはカインズホームのwhityシリーズです。6畳和室で、シーラー4本(約8000円)、ペンキ3缶(約7000円)のトータル15000円くらい。
下地固まるので次回はこの上にクロスも接着します。賃貸2〜3回転はこれで行けるのでおすすめです。 pic.twitter.com/one0oBGCNV
— ペリカン@不動産投資ブロガー (@Pelican0825) May 5, 2019
コストパフォーマンスに最も優れているのが、砂壁のペンキ塗装ですね。
先日、私も初めて和室のペンキ塗装にチャレンジしてみました!
ビフォアがこちら。築30年の戸建ての和室です。砂壁が黒ずんで汚れています。
ペンキは養生をしっかりやることが一番大切です!
マスキングテープ+マスカー(ビニールシートがくっついた養生テープ)で、きっちり養生しましょうね。
和室6帖を養生するのに、慣れないと1〜2時間かかると思いますが、ここがいちばん重要なので挫けないようにがんばりましょうね。
それが終わったら、いよいよペンキ塗装に入ります。
ただし!いきなりペンキを塗るのではなく、下地の砂壁がボロボロなので、シーラーで固めます。
今回使った、シーラーとペンキがこちら。
こちらはカインズホームで売っているWhityシリーズです。
6帖でシーラー4本+ペンキ3缶使いました。トータル15000円位です。あと、ローラー刷毛とローラーバケットなど副資材が必要になります。
ペンキは、明るい雰囲気を出したかったので「ライトベージュ」というクリーム系のカラーを選びました。
まず左のシーラーをローラー刷毛で塗ります。シーラーの乾燥には、夏は1〜2時間、冬だと3〜4時間ほど掛かりますので、シーラーを塗ったら時間をおきましょう。
カインズの定員さんには「シーラーは2度塗りすると良いですよ!」と言われましたが、砂壁がどんどんシーラー液を吸収していくので、とてもじゃないけど2度塗りはできないと判断し、私は1度塗りで終わらせちゃいました。
古めかしい砂壁が、どんどん綺麗になっていくのを見ると嬉しいですね。
ペンキは漆喰のように吸湿効果や消臭効果などはありませんが、ローラー刷毛でガンガン塗れるので、漆喰を塗るより手間がかからない点が一番良いと感じています。
見た目もかなり綺麗に塗れますので大満足です。拡大するとこんな感じ。
砂壁のペンキ塗装については以下の記事でより詳しく手順を書いていますので、よかったら御覧くださいね。
関連:コスト15000円!砂壁をDIYでペンキ塗装する方法【写真で解説】
終わりに:砂壁はDIYでも十分綺麗になる
結論、砂壁はDIYでも、そこそこ綺麗にすることが可能です。
ただし、コストを掛けられるなら職人さんに依頼してやってもらうのが良いでしょう。1室10万くらいと安くはないですが、クオリティは高いです。
もしDIYに挑戦するなら6帖だと、漆喰で2日くらい。ペンキなら1日半あれば、十分できます。それで5万円〜8万円ほどはコスト削減できるので大きいですよね。
漆喰もペンキも、大失敗はないと思いますので、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。最悪、途中で挫折してもそこから職人さんにお願いすることもできますからね。
以下、関連記事です。
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