こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。
2016年7月に、私は32歳でフリーランスに転身しました。思えば、サラリーマンとして10年ほど働いてきましたが、3年前は借金(カードローン)が100万円以上あってにっちもさっちも行かない状態。
しかし借金は完済し、なんとか今年、独立することができました。不動産投資をスタートしてから1年半でここまで来ることができたのは自分でもビックリしています。
いざ独立して個人事業主になると以下のようなことが不安になるものですよね。
- 最初は仕事が無かったらどうすればいいか?(収入面)
- どうやって家族から同意をもらうの?(家族からの心配)
- 生活リズムが狂ってしまうんじゃないか?(健康面)
実際、人によりフリーランスになることの不安の内容や悩みの質は異なると思いますが私が独立するにあたって、上記3つの不安をどのようにクリアしていったのか書いてみたいと思います。
そもそも私が独立を目指した理由・きっかけ
まずフリーランスを目指したのは、シンプルに精神的・時間的な自由を得たいと思ったからです。
サラリーマン時代は、残業100時間とかもありましたし、ホテル業だったので営業成績やCS(顧客満足度)を落とさないために、精神的にも辛いものがありました。それでいて給料は少なかったですね。
(参考)ホテルマン時代の私の月収・年収・ボーナス額【リアルな給与明細】
自分の心に余裕がないと、人にツラくあたったり、暴飲暴食をしたり過度な消費(服や嗜好品)に走ったり、あまり良いことはありません。お金を消費して、その時は楽しかったり、満足したような気持ちになっても財布の中をのぞくと、寂しくなるものです。
それでも頑張っている自分へのご褒美、などど言い聞かせて消費を繰り返していましたが、そんな生活も徐々に限界が来ていたのです。
ストレスの限界が来たことで悟ったこと
会社でお金を一生懸命稼いでは、消費する毎日の中で、ある時ふと思ったのです。『これは同じことの繰り返しではないか!』と。
当時は、ストレスで洋服、旅行代、マッサージ代に使ったお金やFXで失敗して背負ったカードローンなどの借金が100万円以上はありました。
稼いですぐに使う、浪費する、というこの負のスパイラルから抜け出さなくてはいけないと本気で焦りを感じたのを覚えています。
どうやって借金を返済し、負のスパイラルから抜け出したのか?
まずは目の前の借金を返済しなければいけません。しかし貯蓄もないし、毎月返済できるお金も1万円くらいと僅かしかありません。毎月1万円返済では、100万円返済するために8年以上かかります。
そこでまずは固定費の削減を思い立ちました。引っ越しして、家賃を2万円落とし、食費も1万円節約。衣類も最低限にして月1万円圧縮。それにより毎月5万円の返済ができる状態になり、おおよそ2年弱で完済することができました。
完済したときの、これ以上ない「喜び」といったらありませんでした。今でも、その達成感は忘れることはありません。
独立するために必要なキャッシュフローを生み出す手段
結局、フリーランスになるためには、次の2つのどちらかの条件を満たす必要があります。
- 独立時点で、その後のフリーランスの仕事もちゃんとあること
- フリーランスの仕事が不安定な場合は、他の収入源(自動収入)があること
フリーランスを最初に目指すとき、多くの人が①を目指す人が多いと思いますが、これはけっこう難易度が高いのですよね。
例えて言うなら現在はウェブデザイナーだが、独立してホームページ制作会社を作りたいというパターンです。この場合、ウェブデザインの知識がありサイト制作はできるが、独立しても営業ができないので、どうやって案件を引っ張ってくればいいのか分かりません。
営業マンをスカウトして、二人で独立すればいいですが、二人で独立するということは当たり前ですが、二人分(家族がいればその家族分も)の給料を稼ぎ出す必要があります。結果、いつまで経っても独立する意思が固まりません。
独立する為のポイントは自動収入をつくることしかない
ポイントは②を目指すことです。これがフリーランスになるために最も大切かつ必要なことだと、私は考えています。他の収入の柱、しかも自動収入をつくらないと、安心して独立などできません。
先程の例でいうと、いきなりウェブデザイナーが、ホームページ制作会社をつくるのではなく、例えば、ネットのアフィリエイトとか、写真素材の販売とか、ポイントサイトとか転売ビジネス、オークション等、なんでもOKですが、得意のネット知識を駆使して、ある程度の自動収入を作っておけばいいのです。
ここでいう「自動収入」とは、まったく働かないで得られる収入ではなく最初は手間がかかるし大変だけれども時間の経過とともに育ったり、熟練して自分が動いていない時でも、収入を生んでくれるもの、という意味です。
もちろん自動収入を作るのは、簡単ではないと思いますが、サラリーマンをしながらでもしている人は多くいますし「自動収入が育ったら、独立できる」と思えば俄然やる気は出てくるものです。人により自動収入の内容として適当なものは違ってくると思いますが何が良いのか、普段から本を読んだり、ネットで情報収集したりなどできることはたくさんあります。
それではここから本題です(遅くてすみません。笑)さきほどの以下の疑問に対して、筆者がどのように取り組んだのか書いてみます。
収入面の不安は不動産賃貸業でカバーした
自動収入は、アフィリエイトとかオークションでも良かったのですが筆者はまったく知識がありませんでしたし、あまり興味を持てなかったので別のことを最初考えました。そこで、ふと本屋で手に取ったある雑誌で、不動産賃貸業のことが書いてありました。
それは インタビュー記事で、大家さんをしながら、自由に暮らしている方の記事でした。毎月、自動で家賃が入ってきて、悠々自適に旅行したり、読書をして暮らしていると。
これだ!と思った私は、早速、不動産投資に関する書籍を乱読しました。
不動産賃貸に関する内容は、本題と外れますので、別途書くことと致しますが今ではアパート2棟と戸建て9棟を所有することができ、夫婦二人が食べていけるだけの一定の自動収入を構築することができました。
家族の同意はどうやって得たのか?(特に奥さん)
これについては問題なくクリアできました。なぜなら独立してもやっていけるだけの収入があれば、基本家族から文句はでません。一般的に家族が一番心配なのは、今まで続けてきたサラリーマンを辞めて収入的に家族をどうやって支えていくのか?という点がほとんどです。
シンプルに、、、毎月の自動収入はこれくらいで、今後もこれくらい入ってくるのが確実だから、会社を辞めさせて!と言えば、反論する余地がないのです。
すくなくともこれが「案件取れるか分からないけど、必死で頑張るから、ホームページ製作会社つくって独立しても良い?」と聞くのとは、ぜんぜん違います。
独立後に生活リズムや体調が崩れることなどなかった
フリーランスになって、自動収入があると、怠惰にならないか心配するひとがいます。私も独立前はそんなことをちょっと不安に思ったりもしましたが結論から言うと、まったく問題ありませんでした。
会社員時代は、休みの日は、お昼まで寝ている日もありました。仕事が激務だと、休みの前の日はお酒もけっこう飲んで、翌朝は布団の中でぐーたらです。
しかし独立したら、ストレスがないので疲れておらず、朝は7時〜8時には目が覚めますし夜はご飯を食べたら10時〜11時位には就寝します。本当に健康的な生活になります。
(参考)不労所得で生活する私の1日をブログで公開【家賃収入+ネット収入】
サラリーマン時代は疲れるから(翌日の仕事に影響するから)という理由でやらなかった筋トレや散歩なども、独立後は積極的にするようになりました。気力が充実していれば、健康のために運動しよう、という気持ちが湧いてくるんです。
ストレスがない→疲れない→早く起きる→お昼間は元気に運動する→夜はぐっすり眠るというサイクルが当たり前にできるようになりました。(会社で疲れる→お酒を飲む→翌朝も疲れている→運動しない、という悪い習慣を断ち切ることができました)
ストレスがない=自分のペースで仕事ができるということなので逆に心に余裕が生まれ生活のリズムは独立前より格段に良くなったと思います。
心の余裕ができたことで家の中の掃除とか、不用品の処分、親に感謝のプレゼントをしたり生活の質・人生の質が向上しているようにさえ感じることもあります。
フリーランスとして独立するために大切なポイント
独立するために必要なのは、自動収入であることはこれまで書いてきました。
しかし、じゃあ何をすればいいの?ということです。そこで大切なことは行動(アクション)を起こすことなのです。自動収入をつくる、というのは口で言うのは簡単ですが手間がかかります。
そして!それには勉強や情報収集が一番欠かせないのです。情報弱者という言葉がありますが、まずは効果的な情報収集をすることがポイントになります。例えば本屋に行ったとき、みなさんはどのような本を手に取っていますか?
ベストセラーの小説とか、ビジネスで役立つコミュニケーション術とか、そんな本を手に取っていませんでしょうか?それらは満員電車で読む娯楽や、小手先のビジネススキルを得る目的として良いですが自動収入をつくるためには、ほとんど意味を成しません。
それならば、SEOのスキルを書いた本や、オークションのコツや、不動産投資の体験談を書いた本を読んだ方が、何倍も効果や実益が期待できます。そしてインターネット環境があれば、それをリアルタイムに実践し発信している方のブログやサイトがたくさんあります。自動収入をつくる最初の第一歩は、そうした情報収集のスタイルを変革することなのです。
テレビを見たり、人が書いた小説を読むのは、消費者なのです。これはストレスで洋服を買ったり、お酒に溺れたりする人と大差がなく、自分から情報や知識を取りに行っていません。
能動的に、情報収集し、学んだことを実際に試してみる。そうしたことを繰り返すうちに、自分に合うことが見つかったり、最初はお小遣いレベルでも稼げるようになれば、自信がついて、どんどんのめり込めるようになってくるものです。
千里の道も一歩からという素晴らしい言葉がありますが、これは本当だなと今の私であれば思います。努力して、やってみて、結果が思うように出なくて辛いと感じた時でも千里の道も一歩から、と思えば心がスッと軽くなります。
まとめ
大切なことは、独立後、安心して本業に打ち込めるよう他の収入構築を目指す(自動収入)、そのために、実益につながる勉強を繰り返すこと(情報収集の変革)、小さい結果を積み重ね、徐々に自信をつける(千里の道も一歩から)の3つです。
これを繰り返すことが、幸せなフリーランサーになる最重要なことだと信じています。
独立すると、精神的にも楽ですし、やりたい時にやりたいことをしたり会いたい時に、会いたい人とあったりすることが可能になります。人生は本当に短いのです!
いつまでもコンサバで行動を起こさなければ、時間が過ぎていきます。ぜひ皆さんにはダイナミックで毎日がワクワクする人生を歩んでいただきたいと思います。
フリーランスになりたいと心底思う人にとってこの記事が一助となればこれ以上にうれしいことはありません。
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