不動産投資が不労所得ではない理由

こんにちは。ペリカン(Pelican0825)です。年金に頼れないと思って不動産投資をしています。

 

サラリーマンは60歳から65歳くらいで定年を迎えます。平均寿命が90歳に迫る勢いですから、老後は25年〜30年間もあるということです。めちゃめちゃ長いのです!

 

年金不安など将来リスクに備えて、現役世代のうちに何らかの準備をしておく人が増えるのも頷けますね。

 

老後に安心して楽しく暮らしていくために、不労所得があれば心強いものです。

不労所得とは

不労所得

 

一般的に「不労所得」の定義は次のようなものです。

 

それを得るために労働する必要がない所得のこと。労働の対価として得る賃金・報酬以外による所得を指し、働かずとも得られる収入または収入源という意味で用いられることが多い(Wikipediaより)

 

 

日本では、昔から「お金は額に汗して稼ぐもの。投資など虚業」と言われます。

 

投資のイメージが、村上ファンドやホリエモンなどを思い浮かべる人も多く、賛否両論あるのは確かです。一方で、日本の上場会社は、株式保有だったり不動産投資をしている会社がけっこうあります

 

例えばJR九州(九州旅客鉄道)は、売上ベースで見ると運輸サービスが1800億円程度で、不動産投資は620億円程度です。

 

しかしながら、最終利益では運輸サービスが100億円強しかありませんが、不動産投資はなんと204億円ということで逆転しています。

 

JR九州の最終損益の大部分は、不動産投資によるものだということですね。

 

社会では「投資」というのは必要なものです。投資があるからこそ、企業活動を行えると言っても過言ではありません。

不動産投資は不労所得ではない

 

私も不動産投資をしていると人に話すと「不労所得でいいですね」とか「悠々自適な生活ですね」と言われることが多いです。

 

ですが、これは間違ったイメージでして、現実とはちょっと違います。

 

例えば私の場合、所有物件に退去が発生すれば、現場に飛んで行ってルームクリーニングを自分でやったりします。入居者さんが使ったお風呂やトイレを、汗だくになりながら掃除したこともあります。

 

往年のホコリやカビと戦いながら汚れを落としたり、中には落ちない汚れもあるのでホームセンターを何度も往復しながら、原状回復しています。

 

また昨年は、アパートの排水から漏水が発生し近隣住民からクレームが入ったりすることもありました。そのときは、現地に駆けつけて原因調査をしたり、住民の方に謝罪と対策について説明に行きました。

 

浄化槽が壊れたので見積もりを取ったら5万円の請求が来たり、クロスがヤニで茶色になっているので全交換したら15万円の費用が発生したり、突発的な出費がどんどん出るので、けっこうストレスがあります。

 

今はそんなこと無いですが、昔は空室が3ヶ月以上続くようだと、夜寝る前にも頭の中で空室対策についてぐるぐる考え始めて、眠れなくなることもありました。

 

このように不動産投資というのは、頭と身体の両方に汗をかきながら、コストダウンして利回り(収益)を出す世界です。

 

銀行から融資を引いている大家さんであれば、借金は少なくとも数千万〜数億くらいは背負っている人が多いでしょう。

 

不動産投資の現場で、地主でもないかぎり、不労所得という世界とは程遠いと思います。

不動産投資はミドルリスク・ミドルリターン

不労所得で自由な人

 

しかし、不動産投資にも良い側面があります。

 

まず不動産投資に割く時間は、週に1時間程度もありません。自分の所有物件が満室であれば1ヶ月間、何もしないこともあります。

 

通勤時の満員電車などありませんし、嫌な上司や同僚などもいません。残業もないので、夜は7時には夕食を取って、その後は映画を見たりインターネットをゆっくり楽しむこともできます。残業や休日出勤もゼロです。

 

日常では、家族との時間をたくさん取ったり、読書をしたり、ジムやプールに行って汗を流すことで1週間が終わっていきます。

(関連記事)セミリタイア後の生活はどんな感じ?30代で会社を辞めた私の生活リズム 

 

旅行も年末年始、お盆、ゴールデンウィークなど繁忙期を外せるので、安い時期に混雑を避けて、快適な旅行をすることができます。

 

私のような築古不動産投資だと、表面利回りで15〜20%、ネット利回り(手取り)でも10%近い年間利回りが出ています。

 

世の中には、株式配当などローリターンの投資はたくさんありますが、不動産投資はもう少し収益性の高い、ミドルリスク・ミドルリターンを得ることができます。

 

過度にリスクを追うこと無く、夢もあるのが不動産投資だと私は考えています。

おわりに:究極の投資法

お金が貯まるようになって、現金だけで不動産投資をできるようになれば、ローリスク・ハイリターンという”究極の投資”になります(まだ私はそのレベルまで行っていませんが)。

 

頑張ったら頑張っただけ資産形成が着実に進むのが、不動産投資の良いところです。他の投資より高い利回りが実現できるのはそのためです。

 

くわえて、所有物件数が増えていくと、1室あたりの空室のインパクトが減っていき、収益も安定します。

 

苦労もありますが、時間をかければ実りが大きくなっていくのも不動産投資のメリットだと考えています。

 

以下、関連記事です。

 

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