こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。新築アパート・中古アパート・戸建てなど10棟以上を賃貸経営しています。
今回は、新生インベストメント&ファイナンスの不動産購入ローンについて、電話でヒアリングしてみました。
(参考)公式ホームページ
株主はSBI新生銀行で100%の株を持っています。もともと新生銀行でしたが、2021年にSBIホールディングスが子会社化して、2023年に株式会社SBI新生銀行という名称となったのは記憶に新しいところですね。
新生インベストメント&ファイナンスさんは、おもに関東エリアでアパートローンの融資を行っている金融機関になります。
法定耐用年数超え物件にも積極的に取り組みしていますので、東京、神奈川、埼玉、千葉などにお住まいの方は、ぜひ参考にしてみてくださいませ。
※本記事は2024年4月に電話でヒアリングした最新内容です
アパートローンの概要について
新生インベストメント&ファイナンスさんは、東京都中央区の日本橋にあります。
最寄り駅は「新日本橋」駅や「三越前」駅で、駅から徒歩1分のアクセスになります。
(参考)アクセスマップ
利用条件・属性など
個人・個人事業主・法人ともすべて融資が可能です。
サラリーマンの方でも、個人事業主の方でも、賃貸業の専業法人の方でも、どなたでもご利用になれます。年収基準なども特にないようですので、広く門戸が開かれていますね。
ただ住宅ローンの残債があると、返済能力がちゃんとあるかどうかは審査対象になるそうです。
融資可能エリア・審査方法について
関東エリアの場合は、一都三県(東京・神奈川・埼玉・千葉)がおもな融資エリアになるということでした。
基本的には、駅徒歩10分程度までが融資が出やすいそうですが、駅から少し離れている駐車場付きの中古アパートなども審査は可能ということでした。
ちなみに物件は積算評価ですか?それとも収益評価ですか?と聞いたところ、「基本的には、収益物件なので収益評価をメインに審査します」とのことでした。同じ土地でも、収益性が高いアパートだと融資額も大きくなるとおっしゃってました。
では、空き家物件(戸建て・区分マンション)の場合はどうなるのかというと、その場合は収益評価できないため、積算評価(土地値など)をおもに考慮して、融資可能額を提示するそうです。
なお再建築不可物件や旧耐震物件は、審査NGになるそうです。あまり癖のある物件は難しいようですね。
金利・融資期間について
融資金利ですが、団信無しの場合2.8%〜3.8%となり、団信ありの場合3.1%〜4.1%となります。
一番の強みは、木造の法定耐用年数超えアパートであっても、最長で期間35年融資が可能なことでしょう。融資期間を伸ばしてキャッシュフロー重視で取り組みしたい投資家さん向けですね。
融資金額は、1000万円〜10億円(個人は最大5億)までになります。下限が1000万円になってますので、もしかしたらあまり小さな案件はやらないということかもしれませんね。
なお自己資金はどれくらい必要ですか?と聞いたら、「3割程度出す方が多いです。フルローンはほぼありません。」とのことでした。しっかり資金余力をもって相談すべきということですね。
融資手数料は1.1%〜2.2%で、期限前繰上返済手数料は2%程度かかります。その点も留意しましょう。
あとがき:駅チカor高利回りアパートで勝負せよ!
今回は、新生インベストメント&ファイナンスさんのアパートローンを取りあげてみましたがが、いかがでしたでしょうか。
私の個人的な所感ですが、なんとなく金利水準などは三井住友トラストL&Fさんに近いですよね。しかしトラストさんはどちらかというと積算評価(おもに土地値)に重きを置いている印象なので、収益性評価がメインという点に目新しさを感じました。
したがって駅チカのアパートもしくは、郊外なら高利回りのアパートを持ち込むのが良いのではないでしょうか。
なお以前弊ブログで取り上げた、SBIエステートファイナンスという似た名前の会社がありますが、こちらは同じSBIグループの別会社ということでした。審査基準も取り組み方針もまったく違うそうですね。
(参考)築古に融資可!SBIエステートファイナンスの不動産投資ローンとは?
個人的には耐用年数超え物件にも30年〜35年出るので、こちらの新生インベストメント&ファイナンスさんのほうが相談しやすそうだなという印象を持ちましたね。
電話でも非常に丁寧にご説明してくださりとても好印象でしたので、機会があればチャンレジしてみていただければと思います。
というわけで、本日は以上です。最後までご覧いただきありがとうございました!
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