こんにちは。ペリカン（@Pelican0825）です。千葉県で不動産業をして8年ほどになります。
さて不動産取引を始めるにあたって、エリアの物件価格や土地価格（いわゆる実勢価格）を身につけておくことは、とても重要です。
もちろん、アットホーム等のポータルサイトで販売情報は見れますが、それが本当に相場並みとは限りません。むしろ売れてないのですから、相場より高い場合も多いかもしれませんよね。
物件（土地・戸建て・マンション等）を買う時に、相場をしっかり勉強せず買ってしまうと、将来想定していた価格で売れなくて困ることもあるでしょう。
そこで今回、ご紹介するのが「ウチノカチ」と「トチノカチ」というサイトです。私も長年、千葉県で不動産業をしていますが、物件を買う前には必ずチェックするのが、この2つのサイトです。
本記事では、この2つのサイトの特徴と使い方について詳しくご紹介します。これから不動産を購入される方のお役に立てれば嬉しいです。
「ウチノカチ」とは？
「ウチノカチ」は、マンションや住宅、土地および賃貸物件の価格相場と家賃相場の推移がひと目でわかる無料のウェブサービスです。
例えばマンションの価格相場であれば、エリア・沿線・駅ごとに築年数に応じてどのような価格推移で物件価格が変化するのか、駅距離に応じてどのように価格が変化するのかなど、不動産取引の際に気になる情報を短時間で調べられるのです。
例えば、10年住んだマンションがいくらくらいで売れるかを算出することで、共益費・修繕積立金などの支払い金額を考慮できるため、次の住み替え時期や住み替える物件の価格帯などの参考に利用できます。
また一戸建てを建築するときに、購入する土地がどれくらいの価格で過去取引されてきたのか見ることができますので、将来売却する時に、どれくらいの価格で売却できそうなの予測することができますね。
「ウチノカチ」の特徴３つ
おもな特徴は、以下ですね。
- わかりやすいグラフ表示
- 算出金額を無料ツールで提供
- 価格相場・家賃相場の推移がひと目でわかる
それぞれ触れておきます。
1.わかりやすいグラフ表示
「ウチノカチ」では不動産の価格相場を視覚的・直感的に把握できます。
例えばこちらのグラフでは、中古マンションの築年数に対する相場の傾向が分かりやすく表示されています。
検索した地域の築年数に応じた単位㎡当たりの平均マンション価格が、面積や駅からの距離等に応じて変化するので初めての方にも一目でわかりやすいです。
グラフのドットをタッチするだけで、マンション売却取引データを表示させることも可能で、非常にわかりやすいですね。
2.算出金額を無料ツールで提供
「ウチノカチ」では、築年数や駅距離などの条件から中古マンションの価格相場（値段、評価額）を簡単に計算できる価格計算ツールを無料で提供しています。
やることは条件を指定して【価格計算ボタン】をクリックするだけ！
ユーザー登録などの面倒な手続きは一切不要で、知りたい情報がすぐに手に入るのがうれしいところですね。
3.価格相場・家賃相場の推移がひと目でわかる
不動産の価格相場や家賃相場の推移についても、グラフで簡単に確認できます。
新築時から、経年でどのように価格が下落していくのか、ざっと把握することができます。
「トチノカチ」とは
「トチノカチ」は全国約10,000エリア、駅周辺の公示地価・路線価および固定資産税評価額を、クリックだけで簡単に調べられるサイトです。
※地価情報は、国土交通省の地価公示および都道府県地価調査に基づいており、算定結果は土地取引の際の参考情報として活用できます。
全国の公示地価・路線価（相続税評価額）・固定資産税評価額を算定しているほか、相続税や固定資産税の算定方法についての情報も案内しており、従来専門家へ依頼する必要があった内容を、自分自身で算出できる点が強みでしょう。
また、相続税の納税額や固定資産税額の概算金額も計算できますので、相続などのライフイベントに際して、どの程度の金銭負担が必要となるか、あらかじめ確認するような使い方もできますね。
「ウチノカチ」「トチノカチ」をもっと知りたい方へ
「ウチノカチ」と「トチノカチ」には、YouTubeチャンネルもあるようですね。
YouTubeチャンネルでは、「ウチノカチ」と「トチノカチ」の操作方法、価格相場の調べ方の操作手順について、詳しく解説してくれています。
初めてのユーザーでも動画でわかりやすく解説してくれているので、お時間があれば一度ご覧になってみられてはいかがでしょうか。
まとめ
不動産取引は、普通の方であれば、人生の中で数回しかない大きなライフイベントです。
そんな大切なイベントで失敗しないためには、ぜひ「ウチノカチ」と「トチノカチ」で相場価格を身に着けて、知識武装してから臨みましょうね。
この2サイトは、国土交通省のデータおよび、REINS（不動産流通標準情報システム）に基づく、信頼性の高い最新のデータを見ることができますので、必ずや皆さんの物件検索においても役立つでしょう。
面倒なユーザー登録も不要ですので、よかったら一度お試しになってみてくださいね！
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