こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。大家業をしています。
今回、私の所有アパートで「排水管破損」があり、階下のお部屋がびしょびしょになってしまいした。。。
長く大家をやっていると、必ず遭遇するこの水漏れ。築古アパートですからしょうがないのですが、本当に嫌なものですよね。
しかし、原因によっては火災保険申請できるものと、申請できないものがあるのを、みなさんご存知でしょうか?
今回は私の体験をお伝えするとともに、原因別で対処方法をご紹介します。ぜひ参考にしてみてくださいね。
アパートで排水管破損&水漏れ発生!
ある日のこと。1階の入居者さんから連絡があり、天井から水漏れしてくるとのこと。
私も大急ぎで水道屋さん(市の水道指定業者)をネットで探しました。
同時に、管理会社の担当者さんと一緒に現場を見に行ってもらいました。
天井にシミが出てますね。
リビングはエアコン上の天井から水が漏っています。クロスが浮いて剥がれ始めています。
さっそく調査開始。階上の2階のお部屋から水漏れ原因を突き止めます。
水回りは、キッチン・トイレ・お風呂なので、そのどこかから水漏れしているはずです。
原因は、お風呂の排水管でした。破損していていて亀裂から水が吹き出していました。
こちらは水漏れした1階の天井裏です。壁の石膏ボードがぐしょぐしょに濡れています。
壁をつたって、なんと共用廊下まで水が滲み出ていました。こんなのははじめてでしたね。
排水管破損・水漏れはどこまで火災保険適用できるか?
保険会社にすぐに連絡を取りました。今回は、排水管に亀裂があって破損していたため「水ぬれ」ということで、火災保険を申請しました。
理由は、経年劣化に対しては火災保険が使えないからですね。
パッキン劣化したことで、そこから水漏れした被害については、火災保険でカバーできません。注意しましょうね。
保険金額が確定!
後日、火災保険が無事におりたので、安堵しました。
今回は、保険金68万+事故時諸費用(10%)で75万円ほどおりました。
こちらは原状回復費用だけでなく、緊急出動費用、一時的な応急処置費用など水道屋さんの諸費用が入っています。
水道屋さん経由で、リフォームを見積もりしたのでけっこう高くなってしまいましたが、私としては、火災保険で認められれば手出しがないので問題無しです。
豆知識:水道管凍結による破損はどうなる?
ここで、ちょっとした豆知識です。
「水道管凍結による破損」の場合はどうなるのか?と思われますよね。冬場で寒冷地でしたら、水道管が破裂することってよくあります。
おもに以下2つの被害ですね。
- 破損した水道管そのものの交換費用
- 水道管の破損で、階下に漏水した際の損害
まず破損した水道管そのものの交換費用ですが、こちらは火災保険の「水道管凍結修理費用保険金」に入っていれば、100%間違いなく保険金がおります。
もしくは「破損・汚損の特約」「不測かつ突発的な事故特約」などの特約に入っていれば、相談できるケースが多いですね。
次に、水道管破損で階下に漏水した際の損害ですが、こちらは火災保険の「水ぬれ」に入っていればOKなので、ほとんどの人が保険契約で加入している人が多いでしょう。
あとがき:火災保険の「特約」は必ず付帯すること!
今回私の体験した水漏れは、後者の「水ぬれ」で補償されました。
ですが、私は汚損・破損特約や、不測かつ突発的な事故特約に入っていなかったので、排水管自体の交換費用は出ませんでした。
幸いにも、今回こちらは事故時諸費用(10%)の中で対応できたのですが、今後はアパートの火災保険は「汚損・破損」などの特約もしっかり入っておこうと思います。
途中から付帯するとなると、一度火災保険を解約して、入り直す必要が出てきたります。注意しましょうね!
というわけで今回は「排水管破損による火災保険申請」をお送りしました。
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