こんにちは。ペリカン(@Pelican0825)です。
土地からファミリー向け新築アパートの「建築編」です。前回のつづきで、第11話になります。
7月に金融機関から融資承認が下りてから2か月経ちますが、まだ建築確認申請の段階で止まっていました。
今回は建築確認申請のつづきと、いろんな設備や部材が品薄でピンチに陥った話です。
祝・2回目の建築確認申請でやっと通過!
信金さんで融資承認が出たのが7月15日でした。そこから図面の仕上げて、1回目の建築確認申請を提出したのが、8月頭です。
しかし、8月19日に「確認申請が通りませんでした。。。」と言われてしまったので、そこからまた図面をやり直して、図面最終案が出来上がったのが、9月1日です。
そうしたら窓サッシの種類や建具の品番も確定しておかないといけないということで色々バタバタした結果、最終的に確認申請提出したのが9月21日になってしまったのです。
やっと申請が通過して、確認済証をもらったときにはホッとしました(笑)
確認済証をもらえたのが10月4日でしたからね。融資承認から2ヶ月半以上かかってしまいました。
しかしホッとしたのも束の間、またしても工務店からトラブル報告がありました。
3つのトラブル(ウッドショック・トイレ品薄・窓サッシ納品遅延)
建築確認が下りて喜んでいたら、工務店から連絡があり、建築業界では3つのトラブルが発生しているらしいのです。
次のとおりです。
- ウッドショックで材料高騰
- トイレの在庫が品薄で入ってこない
- 窓サッシが納品遅延している
上記のとおりですね。
ウッドショックについて
まずウッドショックについてですが、私が依頼した工務店では、年間で結構な棟数(注文住宅)をやっているので、問屋さんからの材料確保を優先的にしてもらえるそうです。
それでも工事時期がもっと年末〜年明けになっていたら、おそらく木材価格は10%くらい高くなっていたので、100万〜200万円ほどは材料費が上がっていたでしょう。
ということで幸いにも、私の新築案件についてはウッドショックの影響を受けずに済みました。本当にギリギリのところだったかと思います。
トイレの在庫が品薄
当初、トイレについてはTOTO製のもので「フチ無し・ウォシュレット付き・自動開閉付き」の条件で工務店側に希望を出していました。
しかし、東南アジアからの商品輸入が減っているということで「自動開閉付き」のトイレが手に入らないらしく、代用品での提案となってしまいました。
しかし、出てきた案だと便器の奥に化粧パネルがないので、埃がたまって掃除がちょっとめんどくさい仕様になっていました。
代替品を探しましたが、1つあたり10万円弱のコストUPになるので、今回は化粧パネルがないもので妥協しました。
ちなみに最近だとタンクレスのタイプが人気ですが、手洗いが付いていたほうが嬉しい人も多いのではないかと考えて、私はタンクレスを採用しませんでした。見た目にはスッキリして、タンクレスもかっこいいのですけどね。
窓サッシが納期遅延
今回、工務店からご提案いただいたのは「APW330」という高性能樹脂サッシでした。
昔の住宅だと窓サッシは、アルミでできているところが多いです。おそらく皆さんのご自宅も最近の新築でなければ、アルミを使っている住宅が多いでしょう(北海道など寒い地方は、樹脂サッシが多いようですけども)。
それが樹脂サッシだと、熱はほとんど伝導しないため、室内温度が快適に保たれます。そして、結露もしないのでカビが生えたりもしない点が、最大のメリットです。
ということで樹脂サッシ(AP330)をどうしても今回使いたい旨を伝えました。
そしたら工務店の担当者さんが急ぎで、窓サッシを先行発注してくださり、9月中になんとか発注を終えたので、なんとか納期に間に合う見込みとなりました。
新築アパを建てていると、建築確認下りないとか、ウッドショックで木材無いとか、プロパンのつもりでガス管敷いてなかったとか、窓サッシが品薄とか、次から次へと問題が出る。
そのたびに担当者がウルトラCで乗り越えていく姿は、頼もしい反面、これは中古の方が楽だと心から思う今日この頃である。
— ペリカン@不動産投資ブロガー (@Pelican0825) September 29, 2021
実は、これ以外にもいろいろ小さなトラブルがあり、都市ガスエリアなのに、担当さんがプロパンガスだと思い込んでいたりして、急遽ガス管の工事が必要になりました(費用は工務店さん持ちにしていただきました)。
おそらく地方の工務店さんなので、これまでプロパンガスの案件が多くて、勘違いしてしまったのでしょうね。
パナソニックショールームで水回り設備の打ち合わせをしました
今回、水回り(キッチン・お風呂・洗面台)はすべてパナソニックが標準仕様になっているので、パナソニックのショールームに行ってきました。最寄りが、柏店だったので、私の自宅から近いところにあってよかったです。
こういった水回りを一つ一つ選べるのは、新築の楽しみですね。自宅マイホームも中古で買ったペリカンとしては、人生ではじめての経験となりました(笑)
ショールームは、事前に工務店の担当さんが予約してくれていて、当日はパナソニックのアドバイザースタッフさんが一つ一つ説明してくれました。オプション等もすぐに差額を教えてもらえるのでわかりやすかったです。
例えば、キッチンの化粧パネルだと、私はかっこいい新築アパートのイメージにしたかったので、ビンテージメタル柄というのを選びました。取っ手のバリエーションもいろいろあって、見始めるとけっこう迷うものですね。
キッチンや換気扇は高さを調整できますし、シンクの人造大理石も、色々なカラーを選択できます。私は、カウンターはサンドホワイト色で、シンクをカームグレーという色を選んでみました。高さは85センチが標準のようです。
以下の写真のイメージですね。
お風呂も、壁の色、ミラーのサイズ、床色、水栓の種類、照明の形など、たくさんのアイテムがあり、選ぶのが大変でしたが自分オリジナルの組み合わせを作れる楽しさがあります。
こうして間取りもできて、設備も一通り選びましたが、この後もまだ決めることは沢山あります。電気配線図を作ってコンセント位置を決めたり、クロス・床の品番を決めたり、照明も選ばなければいけません。
工務店さんも10月〜11月にかけて着工→上棟まで持っていき、なんとか年内に内装着手するところまで行きたいということでした。
そうすれば1月〜2月にかけて内装仕上げ、外構完成、完了検査まで行けるので、かなり急ピッチですが、賃貸繁忙シーズンに募集が間に合いますからね。
というわけで新築アパートがだいぶ形になってきました。もうひと踏ん張りです。次回は、「新築アパートの適正なキャッシュフローとCCRとは?」にて、本アパートの収益性について考察してみます。
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